一昨日、地元のサイクルショップ店主のYさんの訃報に接した。
葬儀日程告知のためにFBに出されたもので、亡くなられたのはその数日前。
同僚のトラックレーサーKさんはすでに知っていたとのことだった。
中学時代、家に居場所のなかったクチだった私は、部活が終わってから、Yさんのショップに入り浸るようになった。
今の店舗からは比べようもない小さな店で、そんなに商売にならないような私相手でも、Yさんは工具を貸してくれたり、自分が自転車を組んでいく手順を見せてくれたりと、優しく接してくださった。
一度Yさんが風邪で体調を崩していたとき奥様が、
「今日はあがって休めば」
と言ったときにも、私のことを考えたのか、いつもどおり私が帰宅する夜9時までは相手をしてくださった。
あの日々とYさんの優しさがあったからこそ、後の
ビアンキ再生や
ロードバイク購入、
土佐センへの参加につながった。
当時Yさんがつなげてくださった、私と自転車に乗ることとの縁が後々にも残り続けたのである。
通夜の席には、当日の私のケガもあって、法要が終了後に式場にお伺いしたが、奥様はYさんのように優しく、結婚直後の私が通っていた当時のことや、Yさんがご病気で亡くなるまでの経緯を話してくださった。
なにより、今日はお別れができてよかった。
安らかにお眠りください。