図書館には「ブックリスト」という特定ジャンルの本を紹介するリストを作っているところがあって、私の通っている図書館にもある。
たいがいはＡ４裏表で数十冊といった具合。
先日こども向けのＳＤＧｓのものがあって掲載されている本を見たが、これがまあ期待を裏切らずにＳＤＧｓに加え「よく知ろう」「大切なこと」といった美辞麗句が入った本を単純に寄せ集めた感じ。
「これでは情報リテラシーも何もないではないか」
と思ったが、考えてみればこども向けのＳＤＧｓ懐疑論的な本ってないんだろうな。
高校生とかが真顔で
「誰一人取り残されない世の中を」
とか取り組んでいるのを見ると、背景を全部わかったうえでのことかと心配になる。
何しろＳＤＧｓを採択した国連加盟国が侵略戦争を始めてる時点でもうねって感じだ。
カーボンニュートラルも国策、地域政策でやっている以上、取り組まなければならないし、産物として新しい技術、製品も出てくるだろう。
しかしながら、ある意味世界規模の戦略であり、国家間競争につながるものであって、善良な人々ばかりによる取組というものでもないということについても自身でたどり着かねばならない。
学校ではそこまで教えてくれないから（多分）。
最近のエントリー
