先日、「メディアに関する全国世論調査」という記事では、ワクチン接種に際して参考とした主なメディアをSNSとした人々が最も接種率が低いとの結果となっていた。
新聞・雑誌やテレビでは、すべてきちんと選別された正確な情報が提供されているとは言わないが、メディア組織として出している以上偏りはさほど大きくはないだろう。
しかし、インターネット上では個人が好き勝手に意見を述べられるうえ、ワクチン接種にネガティブな意見をキーワード検索すれば、あっという間にその方面の大量の情報を目にすることとなり、
「世の中には大勢こういう考え方の人がいるんだ」
となってしまうのではないか。
私なんかは、さんざんネットのいい加減さを見てきたので、
「ネットに正しい情報や役に立つ情報なんかない」
くらいに考えている。
しっかりした出典のあるものを参考にすること、こちら側の意見・反対側の意見双方を見ることが大事なのだが、世の人々はこれを学ぶ機会があるのだろうか。