<手順>
分解
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各部清掃・さび取り
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塗装、部品製作
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組み立て
◎カレンダーの裏側などを準備して、ばらしながら設計図を書くこと。
組み立ての際使用するので、自分さえわかればよい。
各心棒がどこのものか、ネジの長さ、ワッシャー有無など。
木製スペーサーはどれがどの位置にあったのかも覚えておきたい。
○手順(勝手な私の思い)
まず底板を外す。
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続いてドライバーで外せるところを。
ローラーの目詰まり等を防ぐ真ちゅう製のクシ状、板状のパーツ。
((注)このパーツは両側の鉄板を固定しているので必ずローラーより先にはずすこと)
ローラー位置調整に間に挟まれている眼鏡橋みたいな薄い板など。
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歯車の割りピンを外す
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歯車・ローラーと心棒をつなげている平行ピンを外していくのだが、眼鏡橋パーツを外したら多少すき間ができるので、そこを利用して少しずらせば平行ピンが取り出せるようになる。
外の歯車に1、ローラーに1みたいな感じ。
ローラー内部はそれほどさび付く構造ではないので、組み立て時に多少潤滑油をいれれば大丈夫。
心棒のゆがみ、心棒端っこの変形、鋳鉄の割れなどにつながるので、あまりハンマーなどの力技に持ち込まないほうがいいかと。
○分解について
ネジ山さえつぶさなければ問題ないのだが、今回は全体のうち、1本だけ完全につぶしてしまったので、ネジの頭にドリルっぽくねじ込んでインパクトドライバで外すタイプのものを買ったが、結果的にさび付きに負けて失敗し、役に立たなかった。
やむなくその部分を、スプレー式潤滑剤1本全部の中身を取り出した液に一昼夜つけておいたら、ペンチで簡単にとれた。
これは偶然そのパーツが取り外せてそこそこの大きさだったからよかったが、そ うでない場合は困ったかもしれない。
また、専用の工具をどうせ買うなら、ほぼ同価格でペンチタイプの「ネジザウル ス」を買ったほうが後々も他の用途に使えてよかったのかも。
組み立てる時のために、部品を外すごとに写真を多めに撮っておくこと。
レストア終了後、比較するのも楽しいので、ポジションも考えて。
機械類の分解の際の基本だが、
バットなどの入れ物に取り外したパーツをもれな く入れていくこと。
○鉄のパーツ
本体鉄部は、ブラシ、ワイヤーブラシでさび落としを行い、部分的にサンドペーパーややすりをかけたのち塗装。
妙に色が薄いと思っていたら、この薄緑色は上塗りしたようだ。
分解しないと塗られない部分までは至ってないので、前オーナーがたまたまペンキが余っていて塗ったのか。
仕上げにこだわるのなら平らになるまでペーパーがけを。
私はそこまでやりませんが・・・・・・。
まずビアンキ補修用だったチェレステ色(薄緑)のスプレーが余っていたのでそれを下地用とした。
最終色となる濃い緑色については、NEWワイドスプレーと、それと同色の缶(小)で、気の済むまで重ね塗りをした。
普通に家庭で使うならそうそうサビが再度出てくることもないのでスプレーだけでもOK。
筆は、大きめのはけ状のものと、幅1cm未満の絵筆くらいのものがあればよい。
水性塗料って楽でいい。
塗装については、パーツ部分を対応している合間にちょこちょこやるといい。
文字部分をオリジナルっぽく金色にしようとも思ったが、塗料も手元にないし、家の中でしか使わないので、そこまでやる必要もないと思いよした。
レストア1台目でお試し気分だったし、早く使いたいという思いが先に立ちすぎ て、今回塗装に関しては(いやすべてか)あまり気を使わなったが、きちんと下地処理後に塗装したほうが見た目はよいであろう。
(現在も塗料などが余っており、次々レストアしたかったがブツがオークション 市場で高騰しており2台目以降は未定というか、もう無理かも)
表になっている部分
ネジを外してバラしたパーツ
近影
調理の一例
前
(ネクストコナン)