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放射能ヒステリーの正体(国際派日本人養成講座から)

注)以下はメールマガジン「国際派日本人養成講座」からの引用です。
興味のある方は、メールマガジンを受信すれば、定期的に読むことが出来ます。

■ 国際派日本人養成講座 ■

放射能ヒステリーの正体
〜放射能は、どんなに微量でも危険なのか?〜


■1.「微量の放射能は健康に良い」!?

「微量の放射能は健康に良い」と聞いて、耳を疑った。いかにもイカサマ科学のように聞こえたからだ。しかし、考えてみれば、大量に摂取したら体に毒だが、微量ならかえって健康増進効果がある、という話はあちこちで聞く。

その典型例が種痘だ。かつて天然痘は40%もの高い致死率をもたらす恐ろしい伝染病だったが、イギリスの医学者エドワード・ジェンナーが、より軽度の牛痘のワクチンを接種すると、種痘にはかからないことを発見した。

微量の弱い病原体を接種することにより、体内に抗体が作られ、感染症にかかりにくくなる免疫力がつく、というのが、ワクチンの考え方である。

同様に微量の放射線を浴びると、体内の免疫力が増進して、ガンによる死亡率が大きく減少するという効果が、大規模な医学研究の結果、あきらかにされてきている。

ジェンナーの種痘法はヨーロッパ中に広まったが、医学会はそれをなかなか認めなかった。また、一般民衆も「牛痘を接種すると牛になる」などという迷信から、なかなか脱却できなかった。

いかほど微量の放射能でもヒステリックに騒ぐ今日の社会も、実は19世紀の種痘への無理解と同じような状態に陥っている。


■2.ラドン温泉でガン死亡率が減る

微量の放射能がどのような影響を持つのか、簡単明瞭な例としてラドン温泉、ラジウム温泉の例がある。鳥取県の三朝(みささ)温泉は、世界有数のラドン温泉である。

ウランは14回の変化を経て、最後は鉛となって安定するが、その変化のたびに放射線を出す。5回目がラジウムで、その次にラドンになる。ラドンは気体で、空中にも水中にも存在する。ラドン温泉とは、このラドンを含んだ温泉なのである。

三朝温泉地区の住民は、当然ながら温泉に入ったり、また気体のラドンを吸い込んだりして、放射線への露出度が高いわけだが、各種癌での死亡率を見ると、以下のように圧倒的に低い数値が報告されている。

以下は、それぞれの全国平均を1として、三朝温泉地区と周辺比較地域(鳥取県)の死亡率を比較したデータである。

         三朝温泉   周辺比較地域(鳥取県)
   全ガン   0.49    0.8
   胃ガン   0.395   0.8
   肺ガン   0.345   0.735
   大腸ガン  0.185   0.7

周辺比較地域の人々も0.7〜0.8と全国平均より低いのは、たまに三朝温泉に入ったり、またそこから流れてくるラドンを吸っているのだろう。三朝温泉地区の住民は、そのさらに半分から3分の一という圧倒的な低レベルである。

ラドン温泉、ラジウム温泉は健康に良い、ということは我が国の先人たちは昔から体験的に知っていたのが、それを実証するデータだと言える。


■3.福島原発の20倍もの放射線を浴びる宇宙飛行士

微量の放射能は健康に良い、という学説を最初に唱えたのは、ミズーリ大学の生命科学の教授トーマス・D・ラッキー博士だった。ラッキー博士はアメリカ航空宇宙局(NASA)から、宇宙における放射線の、宇宙飛行士への影響を調査することを依頼された。

宇宙船内では、毎時45マイクロシーベルト(μSv)の放射線を浴びる。宇宙船内で約半年間を過ごすと、19万μSvほどになる。地上で我々が浴びる自然放射線量は世界平均で年間2400μSvなので、その80倍程度である。

また福島第一原発から20〜30Kmのエリアでは8月末現在で1万μSvだから、宇宙飛行士の被曝量はその19倍ほどにあたる。
(1000μSvは1ミリシーベルトmSvに相当するが、本稿では分かり易いように、すべてμSvで統一する)

しかしラッキー博士が10年以上をかけて、多くの宇宙飛行士の健康状態を調べると、宇宙に行く前よりも、行った後の方が、良くなっている、という事実が明らかになった。

ラッキー博士は、この研究成果を米国保健物理学会誌"Health Physics"(1982年12月号)に発表したが、世界の放射線学会からは黙殺された。

当時から放射線の健康への影響については、放射線はどんなに微量でも有害である、と信じられていた。これは米国の遺伝学者ハーマン・J・マラー博士が、ショウジョウバエへのX線照射実験で得られた「当てた放射線量と発生した遺伝子異常の数は比例する」という実験データによる。

過度の放射線を照射されて遺伝子変異を起こし、モンスター化したショウジョウバエの写真は、一般人にいたるまで放射能への恐怖を植え付けた。

マラー博士は、この研究によって1946年度のノーベル生理学・医学賞を受賞し、以後、世界の放射線学会はこの考えに基づいて、放射線の安全基準を設定してきた。


ラッキー博士の発見は、これらの安全基準の正当性を根底から引っ繰り返すものであったから、当時の支配的な学者たちが黙殺した理由も想像に難くない。


■4.微量の放射線がガンを抑制する

黙殺されていたラッキー博士の発見に、スポットライトを浴びせたのが日本の電力中央研究所の服部禎男博士だった。服部博士を中心とする研究者たちの実験観察は、ラッキー博士の正しさを証明するとともに、マラー博士の誤りも明らかにしていった。

我々の体の各細胞は、活性酸素や自然放射線により、一日あたり5万〜50万回もの頻度で、DNA損傷が発生する。これに対し、数百種類の修復酵素がDNAの修復を行う。

DNA損傷を修復しきれなかった細胞は「老化」による休眠状態に入るか、ガン抑制遺伝子により「自殺」するかだが、それでも処理しきれなかった異常細胞がガン細胞として暴走し、時には人体自体を死に追い込む。

強い放射線は激しいDNAの損傷を起こし、修復機能が追いつかなくなって、各種のガンで人体を死に追いやる。しかし、微量の放射線を浴びると、活性酸素抑制酵素、DNA修復酵素、ガン抑制遺伝子などが活性化して、修復機能が増進、ガン細胞の発生が抑えられる。

マラー博士の頃は、このDNA修復のメカニズムは発見されておらず、また博士が実験に用いたショウジョウバエのオスの精子は、もともとDNA修復力を持たない細胞だったので、微量の放射線による健康増進効果は、見過ごされてしまったのである。


■5.広島・長崎の被曝者の調査研究

ラッキー博士と服部博士の研究から、その後、微量放射能の健康への影響が広く研究された。その重要な成果の一つに、広島、長崎の被爆者を対象に行われた様々な健康調査がある。その詳細を見る前に、ラッキー博士の総括を引用しておこう。

「被爆者の両親から生まれた子供に遺伝子異常のモンスターは一人も見つかっていない。半世紀に及ぶ研究の結果、次のような点に関し統計的にみて異常と思われるような影響は見つかっていない。先天性欠陥、死産、白血病、がん、子孫の死亡率、男女割合、幼少期の成長・発達度合い、遺伝子異常、突然変異などである。」

個々の調査結果を見ると、「異常と思われるような影響は見つかっていない」どころか、実際には健康増進効果が見つかっている。

たとえば広島・長崎両市で約2万μSvの被曝線量を受けた7400人の人々のガンの死亡率は、通常よりも著しく低かった。約2万μSvとは、現在の福島第一原発から20〜30Km圏内では1万μSvだから、その2倍に当たる。この水準は、まだ健康に良いレベルだということになる。

また同レベルの被曝量を浴びた母親の妊娠例5万以上では、死産、先天性異常、新生児死亡などの比率が通常の数分の一というデータも得られている。
こうした調査を行った欧米人研究者の一人は、次のようなコメントを残している。

「とりわけ、この研究成果は研究に協力してくれた数多くの日本の被曝者やその子供たちを安心させることに役立てなければいけない。なぜなら、彼らの絶大な協力がなければこの研究は不可能であったし、また彼らは長年にわたり誇張されてきた遺伝子異常のリスクを喧伝されて苦しんできた被害者なのだから。」

科学的な調査に基づくことなく放射能の怖さのみを訴えてきた反核派の人々は、そのプロパガンダによって、被曝者を言われなき差別で苦しめてきたのである。


■6.微量放射能の「ワクチン」効果

さらに大規模な調査が核施設労働者を対象に行われている。8つの研究で、合計800万人年(一人10年としたら、80万人分)と、一般平均サンプル約700万人年のデータに基づいている。

これによると、5万〜10万μSv/年を浴びた各施設労働者たちのガン死亡率は、研究によってバラツキはあるものの、一般平均サンプルの10〜50%の水準となっている。

そして8つの研究のいずれにおいても、10万μSv/年程度までは、被曝量が増えるに従ってガン死亡率が減少している。

これらの大規模な観測データは、いずれも、微量の放射線が損傷したDNAを修復する能力を高め、ガンを予防する、という医学的仮説と合致している。

もちろん大量の放射能はDNAを損傷して危険だが、数万μSv/年という程度であれば、その微量の放射能が人体の免疫力を増進する「ワクチン」役を果たす、という事が確かめられつつある。


■7.放射能に汚染した牛肉?

こういう研究結果をもとに、最近の我が国における放射能騒ぎを見てみよう。
福島県の農家から出荷された肉牛から、「暫定基準値」(1キロ当たり500ベクレル)の6倍の放射性セシウムが検出されたとして、世間を騒がせた。

1キロあたり500ベクレルの放射性セシウムが検出された肉を200グラム食べると、被曝線量は1.6μSvとなるという。広島・長崎の被曝者で、健康に好影響のあったという2万μSvの1万分の1以下のレベルである。

逆に言うと、こういう肉を200グラムの1万倍、すなわち2トンほど食べると、広島・長崎の微量被曝者と同程度の被曝量となる。
2トンといえば、毎日200グラム食べても1万日、すなわち、27年かかるわけで、そんなに食べても放射能としては、健康には問題のない、あるいは好影響のありうる水準なのだ。逆に、こんなに牛肉ばかり食べていたら、肥満、動脈硬化、高血圧で早死にしてしまうだろう。

となると、そもそも、この「暫定基準値」の根拠は何なのか、ということになる。結局、これも半世紀以上前のマラー博士の研究に基づいて、「放射能は少なければ少ないほど良い」という仮説から、根拠もないままに、無理矢理低い水準を設定したものなのではないか。わざわざ「暫定」とつけている所に、そんな逃げ道が感じられる。

こんな「暫定基準値」を何倍か越したからと言って、風評被害にあう農家の方こそ良い迷惑である。無知に基づく放射能ヒステリーが、被災地をさらに苦しめている、という他はない。


■8.中国の黄砂による放射能には、なぜ騒がないのか?

かつての反核派は、アメリカの核ミサイルには大騒ぎしていたのに、ソ連や中国の核ミサイル、核実験にはなんら声を上げなかった。これをダブル・スタンダード(二重基準)と言うが、現在の放射能騒ぎにもそれが見られる。

放射線防護学の第一人者・札幌医科大学の高田純教授は、中国がウィグル地区で広島の原爆の1375発分に相当する規模の核実験を行い、100万人以上のウイグル人たちが死傷している事を訴えている[a]。

高田教授によれば、地表核爆発によって黄砂が放射能汚染され、それが偏西風に乗って、日本にも流されてきている。教授の推定では、黄砂によって日本人の体内に蓄積された放射性ストロンチウムは2千−5千μSvに達している、という。

1.6μSvの牛肉に大騒ぎするなら、2千−5千μSvの黄砂には、その千倍以上も大騒ぎしなければならないだろう。しかし、こういう事を騒ぎ立てるマスコミはない。

「我が国は世界で唯一の被爆国」というのが反核勢力の常套文句だが、それなら放射能の被曝の影響を科学的に突きとめ、合理的な対応を世界に示す事が我が国の役割だろう。

世論もマスコミも、そして政府ですら、根拠のない放射能アレルギーで空騒ぎをしているようでは、「唯一の被爆国」という看板が泣くのみである。

(文責:伊勢雅臣)

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