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一丁の豆腐

このところ、アニマックスがとんとつまらなくなったので、時専ばかり観ている。

時代劇は江戸時代が中心だが、年を取ったせいか、人間はこういう生活をすべきだとよく考えるようになった。


六年ほど前、およそ一年間田舎暮らしをしたことがあった。
午後六時を過ぎればお金は引き出せない、直近のコンビニまでは車で15分といった環境であったが、一応ネットはつながっていたし、さほど不便は感じなかった。

周囲を見渡すと「農村」そのもので、近所の小さなスーパーでは、店頭に近所で採れた野菜の即売コーナーがあって、
「野菜ってこんなに土まみれなんだ」
と、再認識させられた。

ほうれん草など、
「普通に売られているのはどうやっているんだろう」
と思うくらいに洗わなければならない。


私は外様だったので参加はしなかったが、日曜日には区画を決めて草刈りを住民でやっているようだった。
町中では「住民参加のまちづくり」などといっているが、当地ではそれが当たり前だった。

最も印象に残ったのは、夕方軽トラでスーパーにやってくる、農家のいでたちをしたおじさんである。
刺身をひとパックだけ、豆腐を一丁だけとか買っていくのだ。
私も当地を離れて以降、ときどきその真似をすようになった。

ビルに囲まれている生活は気ぜわしく、四季を感じるのは暑さ寒さが中心だ。
多くの人間がああいった環境で生活できれば、世の中がもっと優しくなるのではないかと思う。

書いた人 nippon | comments(0) | - |




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