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ヨコミネ式子育て法(国際派日本人養成講座から)

注)以下はメールマガジン「国際派日本人養成講座」からの引用です。
興味のある方は、メールマガジンを受信すれば、定期的に読むことが出来ます。


■ 国際派日本人養成講座 ■

ヨコミネ式子育て法
〜子どもはみんな天才だ10段の跳び箱を跳び、2千冊の本を読む幼稚園児たち。



■1.子供はみんな天才だ

 こんな驚くべき光景がテレビで放映された。

【体育】
・一列に並んだ幼稚園児が次々と自分の背よりも高い10段の跳び箱を跳んでいる。
・皆で、逆立ちしながら、スタスタと歩いて行く。
・かけっこでは5歳児の50メートル走の平均タイムは10秒45。
これは小学校2年生男子の全国平均10秒80より速い。

【知育】
・卒園までに平均2千冊の本を読む。
・4歳で作文を始め、小学校3年までには2千枚の作文を書く
・ピアニカで5歳までに60曲のレパートリーを持つ。

そして、なによりも驚かされたのが、3歳児がおしゃべりもよそ見もせずに、一心に読み書きに取り組んでいる光景だった。
(YouTube http://www.youtube.com/ で「ヨコミネ式」で検索すると、視聴できます)

特別の子どもたちを集めた訳ではない。鹿児島市から車で2時間も離れた志布志(しぶし)市で、3つの幼児園と、小学生を対象とした2つの学童保育施設での合計約270人ほどの子供たちである。

ゆとり教育で九九もろくにできない小学生、授業中でも教室の中をウロウロする子ども、といった教育崩壊、学級崩壊の惨状とはまったく別の世界がここにある。


■2.「子供たちの目が輝くような園を作ろう」

この教育方法を生み出したのが横峯吉文氏。女子プロゴルファー横峯さくらの伯父にあたる。さくらのパパ良郎さんも、かつては吉文さんの幼稚園運営に加わっており、さくらを育てる際に、そこでの経験が役立ったという。

横峯さんが最初の幼稚園を設立したのは昭和55(1980)年のことだった。
幼児教育については素人だったので、ベテランの保育士さんたちに指導を任せた。

保育士さんたちは、毎朝、園児たちにラジオ体操をさせていた。
しかし、その姿を見ていると、子供たちの目が輝いていなくて、ちっとも楽しそうではない。

それにもかかわらず、先生達は「きちんと手をあげて」などと注意してラジオ体操をさせている。その光景を見て、横峯さんは「本当にこれでいいのかな」と疑問を感じた。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
面白くもなんともないラジオ体操を、大人たちの一方的な考えのもとにやらされる。なぜ、こんな教育をしなければいけないのか。私は、それまでの保育園教育に大きな疑問を感じ、子供たちにも申し訳ない気持ちでいっぱいになってきました。

私は、ベテランの保育士さんに頼ろうとしていた自分の考え方を反省し、「ともかく、子供たちの目が輝くような園を作ろう」「子供が楽しいと思える園をつくろう」と決意しました。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■3.「やる気にさせるスイッチを入れてあげさえすればいいんだ」

子供が楽しいと思うのは、まずは「遊び」である。横峰さんは、子供たちに徹底的に「遊び」をさせ、その中から何かを学ばせようと考えた。「遊びながら学ぶ幼稚園」を作りたいと思った。

そこで、園児たちを山に連れていって探検させたり、ジャングルジムから飛び降りさせたり、幅の狭いブロックの上に立たせたりして、とにかく子供たちが楽しいと思うことをさせた。

楽しいと思う事をさせると、子供たちはどんどん伸びていった。遊びや冒険を通じて、「新しいことを学びたい」という成長意欲が湧き上がってきたようだった。

いったん成長意欲が出てくると、遊びだけでなく、勉強に対する取組みもまったく変わってきた。読み書き計算などをやらせても、次々と新しいことを学び取っていこうとする。

この姿を見て、横峰さんは「子供たちはやる気になれば、放っておいても、どんどん伸びていく。やる気にさせるスイッチを入れてあげさえすればいいんだ」ということに気がついた。


■4.「才能開花の法則」

文字を教えると、あっという間に覚えてしまう園児がたくさんいた。「九九」の歌のCDを聴かせると、2歳児でも覚えてしまう。

小学1年生で漢字を習い始め、2年生で「九九」を始める、という学校のカリキュラムの枠を外して、3歳児、4歳児にさまざまな学習をさせてみると、子供たちはすぐに覚えてしまった。

学校のカリキュラムとは、大人が勝手に決めたもので、子供たちは大人が考えるよりも、はるかに素晴らしい能力を持っていることが分かった。

2歳児でも文字を覚えられる、ということが分かってきたが、一つ大きな壁があった。ひらがなを「あいうえお」の順で教えようとすると、初めて文字を書く子供にとって、「あ」という文字は曲線が多くて、どうしてもうまく書けない。
それでも無理に書かせようとすると、子供はいやになって、やめてしまう。

横峯さんは子供たちをよく観察して、「あ」とか「む」といった曲線の入った字にはつまづくが、直線で字画の少ない字だとすぐに書けるようになることを発見した。

「そうか、画数の少ない、直線を使った文字から先に書かせてあげればいいんだ」と気づいて、まず漢字の「一」から書かせる事にした。横に棒を引っ張るだけなので、2歳児でも簡単に書ける。書けると、子供はとても嬉しそ
うな顔をする。

次に縦棒の「|」、その次は横棒と縦棒を組み合わせた「十」、それからカタカナの「ニ」「エ」「ノ」と、少しずつ難しくしていく。こうして完成したのが、「ヨコミネ式95音」である。ひらがな、カタカナ各46音に「一」「|」「十」を加えたものである。最も難しい「あ」と「む」が最後にくる。

こうした無理のない方法を採用したら、子供たちは驚くべきスピードで文字を習得していった。2歳から文字を教えて、3歳の夏までに、一人も落ちこぼれることなく、全員がひらがな、カタカナを読み書きできるようになるこ
とが分かった。

できることは面白い
面白いから練習する
練習すると上手になる
上手になると大好きになる
そして次の段階に行きたくなる

この「才能開花の法則」を横峰さんは見つけたのである。


■5.読書の重圧からの快感

文字が読めるようになると、本を与える。と言っても、3歳児にとって、「本を読む」のは生まれて初めての経験である。難しい本を与えると、みな嫌がる。

そこで、文字と同様、簡単な本から始め、少しづつ難しい本に挑戦させる。最初の本は、1頁目に「お は よ う」、2頁目に「こ ん に ち は」、それで終わりである。

このような本でも、3歳児には相当な重圧がかかる。横峯さんが観察していると、文字を一文字ずつ思い出しながら、「お」「は」「よ」「う」と一所懸命に読んでいる。顔は、いかにもつらそうな、しかめっ面になっている。

ところが、読み終えた途端に、子供の顔に赤みが差してくる。重圧から一気に開放されて、快感を覚えているようだ。少しずつ難しい本を読んでいくにつれて、子供たちはこういう達成感を何度も味わっていく。

この快感を何度も経験することで、子供たちは「本が好きでたまらない」ようになり、幼稚園卒業までに平均2千冊を読破するのである。


■6.「子供は競争したがる」

既成概念にとらわれず、子供たちをよく観察していくことで、横峰さんは、いくつもの発見をした。その一つは「子供は競争したがる」ということだ。

かけっこでも勉強でも、「○○君が1番」「○○ちゃんが2番」と順位をつけてあげると、勝った子はものすごく喜び、うれしくなって、やる気を出す。負けた子は悔しがって涙を流し、「もっとできるようになりたい」と、これまたやる気を出す。

そこで横峰さんの幼稚園では、毎朝、徒競走をさせ、順位をつける。「足の遅い子は負け続けて、やる気をなくすのではないか」と心配する人もいるが、横峰さんは、子供たちの能力に合わせてハンディをつけている。

たとえば、徒競走では、5歳の子をスタートラインに立たせ、4歳の子はその5メートル前に立たせ、3歳の子はさらに5メートル前に立たせる。
これなら3歳の子でも、一生懸命に走れば、5歳の子に勝つチャンスがある。足の遅い子にも、さらには障害児にも適度なハンディをつけて、一緒に競争をさせる。

__________

年齢のちがう子が交じって一緒に競争することで、「もっと速くなりたい」
「お兄ちゃんのように速く走りたい」という成長スイッチが入り、さらに「1番!」と順位をつけてもらうことで、先生に認めてもらって、もう一つのスイッチが入ります。

こうして、「ボクは速くなったんだ」と思うことで自信を持つようになり、
「次はもっと速く走りたい」という気持ちにつながっていくのです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

この「成長スイッチ」が入ることで、かけっこでは5歳児の50メートル走の平均タイムは10秒45と、小学校2年生男子の全国平均10秒80を上回る成果が得られているのである。

「競争は悪」と決めつけて、運動会の徒競走でも、ゴール前に全員並ばせて、一緒にゴールインさせる、などという学校があるそうだが、それは大人の先入観から、子供のやる気をそいで、成長の芽を摘んでいることに他ならない。


■7.仲間の進歩を自慢する

子供が競争を好むのは、それが自らの成長意欲に火をつけ、そして、競争の結果で自分の成長を確認できるからだろう。勝ち負けにこだわる大人の競争とは、この点で全く違う。

横峯さんの幼稚園では、読解力をつける目的も兼ねて、先生が朝、昼、夕方に、こんなメッセージを黒板に書く。

__________

お早うございます。
きのう、れんとくんが、なんと!!
ブリッジ回転ができました。
すばらしい(花丸)
今日は みんなで見て下さい。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

こういうメッセージを、みなで声を出して読む。日替わりで、すべての子が順番に名前を書いて貰って、先生と友達から認められる。これを続けていくと、お互いがお互いの成長を認め合うことで、友達関係も良くなっていった。

子供たちは、仲間の進歩をまるで自分のことのように素直に喜ぶようになる。

「給食のおばちゃん、ちょっと来て。○○君が跳び箱6段跳べたよ」
と言って、給食の職員を呼びに来る。10段跳べる子が、6段跳べた子のことを自慢するのである。


■8.「小学校って、何をするところですか?」

 横峯さんは、小学校の先生や教育委員会の人々に講演をする時、よく「小学校って、何をするところですか?」と聞く。すると、みな口をつぐんでしまって答えられない。文科省が作ったカリキュラムを、そのまま実行することが学校の使命になってしまっているのだろう。

「ゆとり教育」も、既成のカリキュラムに対する現状批判でしかなく、どのような人作りを目指すのか、というビジョンがない。だから「小学校って、何をするところですか」という素朴な、しかし根源的な質問には答えられな
いのである。

横峰さんは、子育ての目的は「子供の自立」である、と考える。そして自立するために必要なのは、「学ぶ力」「体の力」「心の力」である、とする。子供たちが幼稚園で2千冊の本を読む「学ぶ力」、跳び箱を10段跳べる「
体の力」、友達の進歩を自慢する「心の力」を持てば、やがて十二分に自立した大人になっていくだろう。

こうして自立した人間は、本人も充実した人生を歩めるだろうし、また各分野で国を支えていってくれるだろう。やはり「国作り」は「人作り」からである。

幼稚園や小学校の教育関係者には、ぜひともヨコミネ式を参考にして貰いた
い。また幼児を持つ家庭では、ヨコミネ式を自宅で行う方法がに紹介されて
いるので、取り組んで頂きたいと思う。

(文責:伊勢雅臣)

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