先日行きつけのスーパーで買い物をしていた時のこと、前から高齢の男性がショッピングカートにもたれかかるような感じで棚沿いに進んできた。
同じくカートを逆方向から押していた私はかなり手前から大げさに棚の反対側によけたところ、男性からお辞儀をされた。
私も以前首の状態が最悪だった時に、まっすぐ歩くのもままならないことがあり、今ほどバリアフリー化されていない狭いスーパーの通路で、私に向かってくる(ように感じる)おばちゃんがいるたびに、
「え、どうしようどうしよう」
とほんの一瞬のことだが、買い物中何度も思うことがあった。
こういった状況で自分が早く動くことができない状態にある場合、うまいことすれ違わなきゃという意識は働くのだが、それよりも相手の動きが速いものだから非常に脅威に感じるものだ。
当時の経験があるから、狭いところでお年寄りなどとすれ違う際は、先方の安心を考え、早めにこちらから大げさによけるようにしている。
かつてよく泊りがけの出張に行っていた頃、慣れないうちはああこれ忘れたあれも持ってくればよかったということがよくあって、若いうちはそれもいいかと思っていたのだが、同じ過ちを繰り返すのもあれだし不便だしってことで、徐々にチェックリストを作るようになった。
これの応用で個人的な泊旅行のもの、自転車大会のもの、野球観戦に行くときのものなど徐々にバージョンが増えていった。
これらは過去に自分あてにメールで送っているので、数日前にそれを読みに行って、内容を再確認してまたメールしておくといった形式。
しかし慣れてくると細かくチェックすることを忘れ、リストにはあるものの入れたつもりで終わってしまうとか、人というものは愚かよのう。