今回は靴について
一般的なビジネス向けの男性の靴は、次のとおりである。
○紐あり
ストレートチップ、ウィングチップ、プレーントゥ、Uチップ
○紐なし
モンクストラップ、ローファー、スリッポン
○ブーツ系
チャッカーブーツ、サイドゴア
靴の種類は、自分のビジネスをとりまくライフスタイルに合わせたほうがいい。
会社に行けば靴を脱げるのならデザイン重視の靴でもいいし、頻繁に脱いだり履いたりするなら、ローファーを選ぶといい。
ちなみに紐の付いている革靴は、履くときには紐を結びなおすのが本当らしい。
最近は、比較的寛容な世の中になっているので、よほど華美でない限り「ちょっと、それは」とは言われないだろう。
<手入れ>
手入れについては、ブラシで汚れを落として、汚れ落としクリーム、ミンクオイルというコースが基本だが、ラナパーだけでも結構綺麗になる。
最終的にミンクオイルほど靴にいいのかどうかは分からないが...
よく雑誌に「2〜3足を履き回せ」とあるが、これは正解。
特に湿った状態で続けて履くとニオイの原因にもなる。
年中とは言わないが、夏場や雨の翌日などは履き替えたほうがよい。
<選び方>
靴のサイズも、同じ26センチ表記でも、靴により多少の差違はある。
またワイズ(E、EE、EEE)により、足入れの感じも随分違ってくる。
靴屋さんで履いて選ぶのに越したことはないが、通販で買う場合は、ワイズの大きめのものを選んだほうがよい。
ヒモ無しタイプで甲がキツイ場合は、調整がなかなか難しい。
<出張用の靴を持とう>
出張の場合は、公共交通機関利用にしろ、乗用車利用にしろ、歩行距離が普段より多くなるのは間違いない。
こんなときに、比較的フィット製が悪い底の薄いローファーなど履いていくと最悪である。
時間が余ったとき、観光地などにちょっと足を延ばす気さえ失せてしまう。
近頃は、ウオーキングも盛んなので、ウオーキング系かつビジネスにも耐えうるモデルが多数ある。
個人的には、黒の本革製ならスニーカータイプでも反則ではないと思う。
ただ、「ウオーキングビジネスシューズ」と銘打ってある靴は、「本来ビジネスタイプ路線だが歩くことを考え改良したもの(リーガルウオーカーなど)」と「本来はウオーキングシューズ路線だがビジネスユースできるものを作ったもの(ダナムなど)」の二通りがあり、専門的分野で考えると後者を選んだ方がいいのは言うまでもない。
楽に歩けるシューズのキモは、ソールである。
ウオーキングシューズでも、高価なものほどソールに安定感がある。
Dr.Martenのエアクッションソール(ワイズが広くないモデルもあるので注意)の付いた靴や、スポーツブランド系のソールがしっかりした靴を選ぼう。