1年くらい前だろうか、マッカランのハーフボトルがわずかだが割引されて販売されていたので、興味本位で買ってみた。
これがまたうまいのなんの。
いい日本酒と同様、雑味がなく非常に飲みやすい。
以来、たまにだが山崎などちょっと高めのものをバーや家で飲むようになった。
二十歳になった当時はまだ外国製ウイスキーはかなり高かったと記憶している。
数年後、バーボンが2千円未満で手に入るようになり、その頃から飲むようになった。
フォアローゼス、マーロウがほめているフォレスターなどがメインで、価格は下がったとはいえ、ブッカーズまでは手が届かなかった。
ボトルキープはどんどん焼酎にとって替わられていったことや、当時は国産ウイスキーは世界的にまったく評価されていなかったことが、さほどウイスキーとお近づきになれなかった理由か。
直近ではアイリッシュのブッシュミルがお気に入りではあったんだが。
今回この本を読んで、モルト、グレーン、ブレンディッドの違いを恥ずかしながら初めてきちんと知った。
また、12年ものまではまだ手が届きそうだが、20年ものになると値段が跳ね上がり、30年ものなんて・・・・・・ といったことも。
ウイスキーの歴史、醸造方法、世界の醸造所などが主な内容で、グラビアが多いので読みやすく、広く浅く丁寧に解説されている良本。
欲を言えば、商品紹介ページで「オープン価格」とされている品については市場価格でも入れてほしかった。