以前、親戚数名が長期間我が家に泊まりに来ることになった際、使ってもらうためお箸を点検したところ、当時は持ちやすければよしということで100均のものが中心であったが、結構先のほうがはがれており、見た目がよろしくなかった。
「毎日使っている側では気づかない」、こういうことはよくある。
何かの拍子に出してしまってもいけないので、程度の悪いものは捨て、以前からあった新しいものをおろしてその場はしのいだ。
そういったこともあり、以後は100均のものは買わなくなった。
時が過ぎ、数年前、たまたま本漆のものが千円しない金額で安く販売されていたので、買ってみた。
これが実にいい。
扱いが面倒かなと思っていたが、一般的な食器と同様にしても問題がない。
(漆製品的にどうなのかはわからないが)
箸先のもちもいいのだが、しばらくのうちは装飾がキラキラしていて綺麗なので、使うたびにうれしい感じがある。
気に入っているのは、持つ側のほう半分程度に漆が施されているもの。
箸先は塗られていないため、漆がはげる心配がないのがよい。
地元の名産でもあるオール竹製の使い込んだものならやりがちだが、フライパン上やグリルにあるものを取ったりすることは、この箸ではさすがにしない。
次はお椀でも探してみるか。