クールビズが終わりスーツを着用するようになってしばらくたつが、今シーズンワイシャツを久しぶりに購入した。
三枚であるが、残りの前線における現役生活を考慮すると、そろそろ最後か。
数十年前からロングポイントカラーのワイシャツが欲しくて、セミオーダーでそこそこ価格で作ってくれる店を以前発見していて、この機会にと探したが理想のものがヒットせず既製品に。
区分上ロングポイントにはなっているものの、いささか物足りない。
今回購入に至ったのは、着すぎて生地の張りが完全に失われているものがいくつかあって。
改めて、ワイシャツはどうなったら捨てるべきかを調べたところ、その中に
「襟や袖口の汚れが取れなくなってきたとき」
というものがあった。
日常的に着るものは、自分でアイロンをかけているので、思い当たるにもほどがある。
久しぶりに、ピカピカの袖のものを着用すると就職活動しているような気分になった。
クローゼットには5枚ほど高級品があって、着ることによってボロくなるのが惜しいので、これらは一年にほぼ一回しか着ないし、着ればクリーニングに出す。
しかも、ここ一番ってときに着るというより、存在価値を肯定するために着る機会をうかがうという、何やら本末転倒した状態である。
へたに宴席に着ていくと料理をこぼして気づかないままだったり、どこかに引っ掛けて破いたりするので、それもそれで理にかなっているのかも。