ダークブラウンのリーガルの革靴が、一歩一歩、歩くたびに音鳴きするようになって、それもだんだん大きくなってきている感じで、幼児が履いている靴のように、歩くたびにギュッ、ギュッと。
靴を脱いで確認してみると、つま先(しわになりがちな部分)が曲がるときにムギュッと音がしているのがわかる。
ネットで調べても、相変わらずろくな答えは見つかりゃしねえ。
基本的な対応法は、アウトソール内部に原因があるだろうとの一般的な見解からするとオールソール(=ソール全交換)なんだが、近年出張がないこともあり、ソールはほとんど減ってないし、そのためだけに一万円以上使って交換はあほらしい。
(てゆうか、それなら新しい靴買うほうを選ぶ多分。)
となると、いつものようにパイオニアになるしかない。
乾燥を防げばいいのかと考え、アッパーの内側やインソールにラナパーを塗ったりしてみたが、内側作戦は効果がまったくなかった。
では、外からと、ティッシュを置いた上からオリーブオイルやラスペネ、ナスカルブなど浸透能力の高そうなものをかけてしばらく置いておいた。
右はこれで改善され、ほぼゼロになった。
しかし左はなぜかまったく効果なし。
この靴は、数日に一回ローテで履いているのだが、とくに床がカーペットでソールのコツコツ音がほとんどしない場所の場合、このギュッという音だけになるので、かなり気になる。
で、第二段階は力業に移行。
音からして、革というよりか乾いたラバーの音のような。
こういった靴のソール部分にラバーがあるのかどうかは不明だが、とにかくその部分にオイルを届けて湿らせればいいんだろ説を取った。
インソールをはがしたいのだが、かなり強力にくっついている(てか、縫われてる?)ので、取ってしまうと靴が履けなくなりそう。
そこで、久しぶりにマキタドリルに登場してもらい、音鳴りしている付近のインソールに穴をあけることに。
慎重に荷重をかけつつ進めていたところ、ポコッという手応え。
「まさか底抜けちゃった?!」
と思ったら、固めのインソールを通過した段階でほっとした。
ドリルで開けた穴にシリコンスプレーを吹いてみたが変化なし。
次にナスカルブを吹いたら多少音が緩和された。
実際に履いてみたところ、三分の一くらいには緩和され、カーペットを歩いてみてもほとんどわからないレベルに。
「ここまできたら完璧を目指したい」
と思い、プラスドライバーでインソールにあけた穴を少し広げてナスカルブのノズルが入りやすくした後、注入量を増やしてみた。
うーん、あんまり変わらない。
余分なオイルを吹き込んだことは残念ではあったが、第一段階で、他の人にはほぼわからないと思われるレベルまで軽減したのでよしとしよう。
※実践する場合は自己責任で