著者の平野悠氏は新宿ロフトを始めとする一連のライブハウスロフトを作った方。
その方が「ロフトの歴史を記しておこう」ということで書いた一冊。
(以前出版された”定本”の付かないバージョンもあるが入手が難しく読めてない)
特に創世記の70年代から80年代前半のロックを中心とした音楽シーンを知る人には、「おおっ」という話がたくさん。
特にミュージシャン同士がロフトで出会った話や、今やビッグネームの方々の駆け出しのころの話など、枚挙にいとまがなく、ストレートな文体もあいまって非常に読みやすい。
自分の記憶と重なる内容が多く、満足感が高い一冊だった。