月に一度同じ時期に行く場所があって、確か先月は半袖Tシャツでも汗ばむくらいだったのだが。今月は長袖Tシャツに革ジャンでも冷えるような状況。
ようやく革のトップス軍団を着られるようになったのはいいが、季節替わりへの対応が難しすぎる。
先月末をもって、永年通っていたラーメン店が閉店。
一人でラーメンという時は、もう二十年以上、ほぼここ以外には行かなかった。
最初のきっかけは、一時期仕事でお店の近くに行くことがよくあり、ちょくちょくお昼に行っていたから。
そのうち仕事の切れ目が縁の切れ目となり、行かなくなってからのこと、たまたまお店の近所で信号待ちをしていたら、「こんちには」と挨拶をしてくるママチャリに乗った女性がいる。
すぐに挨拶を返したものの、さて誰だろうと考えていたら、ラーメン屋のおかみさんだった。
それが縁で仕事とは関係なく通うようになり、太麺大盛が言わなくても出されるようになった。
普段仕事は弁当持参なので、プライベートで飲んだ後にいつものパンクファッションで行くことが多く、昼間にスーツで立ち寄ったりすると、
「ちゃんと働きゆうがや」
と、マスターに冷やかされることもあった。
最近は忙しすぎてご無沙汰だが、自分も中華やらうどんやらそばやら麺を打つので打ちたての美味しさはよく知っているし、切るのではなく手で伸ばし麺の太さを調整するというプロの技術が好きだった。
上述のとおり、飲んだ後のシメで行くのがほとんどになったのだが、コロナ以降機会が激減。
このままではいかんなと、このところ仕事終わりにちょくちょく立ち寄るようにしていた矢先のことだった。
閉店2日前、前日と連チャンし、閉店当日は絡みついてくる面倒な仕事の相手をしていたら退社が遅くなり、店の近くまで行ったが売り切れのタイミングとなったらしく、ネオン替わりであるパトライトが目の前で停止。
(実は閉店日が公表されて以来、何度かこのパターンに遭遇している)
私以上の常連はたくさんいただろうから、最終日はその方々にお任せでまあよかった。
屋台も無くなり、ココイチもぎゅうせんも無くなり、この店も無くなり、もう誰かに連れて行ってもらうしかないな。