タウンミーティングでの「ヤラセ」が話題となっている。
一般的に、ここまで露骨ではないが、審議会なども主催者側の「色」が出るのは当然である。
主催者側は、審議開始前に既に方向性は持っているのであって、「役人が密室で決めたではマズイ。一応審議会で有識者の意見をきいたことにしよう」というだけのことなのである。
国対地方の図式の中、総務省主催の審議会の答申は、総務省の思いが色濃いし、財務省主催ならば財務省寄りの内容になっている。
そこへいくと、新地方分権構想検討委員会などは、委員主導の割合が高いように思う。当然ながら地方6団体寄りではあるが、会議ではケンケンガクガクの議論がされており、それらが
最終報告にもきちんと反映されている。
立場によっては見方も変わるが、ワタシ的には、長らく分権問題に携わってきた神野直彦氏のエッセンスがぎゅうぎゅうに詰まっているように見える。
道州制ブログ/市町村合併ブログ(H18.11.25)