クールビズ終了時期の昨年十月に探していて見つからなかった、traserの腕時計、十個ほどのカフリンクスとゴム製のアームバンドがやっと見つかった。
昨年の年頭に部屋のカバガミを張り替えたときに色々なものを箱詰めにしたりして行方のわからいものも多くあった。
そして十一月以降いくつか家具を整えてほぼすべて再整理したのだが見つからなかった。
では手つかずの場所はと、昨夜ふと思い立ち、テレビのモニターを置いている多段チェストの家人の領域の段を開けたら見つかった。
このチェストは9センチの引き出しが八段あるのだが、私が日常的に使うのが上の三段でたまに開けるのがもう一段。
あと四段のうち三段は家人の物を置いていることもあり、何かない限り開けることはない。
しかしながら、今回はすき間を探して家人の使っている段に入れて、そのまま憶えてなかったということだ。
もう入手できないtraserのレアモデルが見つかったのはいいが、その後結構な額を使って、別の腕時計を複数買っていたりする。
たとえて言うなら、
しばらく恋人が行方不明になって、もうあきらめて、新しい人間関係に身を投じてしまった状況か。
ちょっと心の整理をしないといけない主人公であった。