記事「視察殺到!無印良品「マニュアル」の中身」
昨年6月に自分で書いているが、私も二十年近くこういった作業を個人的にしているので、世の中には同じことを考えている人がいるんだなと思った次第。
会社に人が大勢いて、新人はじっくり自分で答えを探しながら育っていくというのは、はるか遠い世界で、一日でも早く一人前になってほしいというのが周囲の思いであろう。
私も昔から、ちょっとメモしておいてくれれば分かるものを、なんで次から次へと変わっていく担当がその都度いろいろ探し、答えを見つけるために無駄な時間を費やさねばならないようにするのを不思議でしょうがなかった。
このマニュアル手法を選択すると
「それではマニュアルがないと何もできない人間になってしまう」
という意見もあろうが、マニュアルは一度作った時点で完成ではない。
どんな一流ホテルでもクレームがゼロにならないように、どんなに進化した工業製品も改善点、改良点が見つかるように、無限のバージョンアップが必要である。
そこに気づかない人間は、いくらいいマニュアルがあったとしても使いこなせることはないだろう。