いつも季節の変わり目には数回に分けて、母の家に置かせてもらっている衣類を厚めのごみ袋にまとめて交換しに行く。
最近気づいたが、これが結構ロスが多い。
例えば夏物をまとめて入れ替えたあと、一か月くらいの間にいくつか袋に入れ忘れたものが出てくる。
まとめて入れ替えた分は、タンスの一か所にしまってあるものをそのまま持ってくるので問題はないが、こういった少量のものは翌年はもうどうしたのか覚えておらず、
「そういえばあのポロシャツがないな。あのTシャツも・・・・・・」
ということがある。
また、シーズン終盤にセールで買って、ほとんど着なかったものは存在すら忘れていたりして、翌年ローテーションに支障があればまた購入していたり。
第二次で少量袋に入れて持っていって、タンスに入らないので、とりあえずそのまま置いていたものは、母のほうで別の衣装ケースなどに入れられているようだ。
平日は帰宅が遅いためなかなか難しいし、八月上旬の自転車の大会までは、週末は練習もあるしで、なかなか探しに行くことができない。
あることがわかっているのにさすがに買うわけにはいかないので、天気の悪い日が続いているこのごろはまめに洗濯し、合宿している運動部の学生のように扇風機、空気清浄機を駆使して乾かしている。
雨の日は、徒歩で片道二十分ほどかけて通勤している。
風が強い日などはレインコートが欲しいところで、昨年までは二度と出会えないような夏向けの薄いトレンチコートを使っていたが、上述の発見困難品の一群に入っているのか、自宅には見当たらない。
見つからない間に一度、二度と朝ずぶぬれになるのもいやだし、ちょっとした雨なら自転車でもという場合もあるので、きちんとしたレインコートを導入した。
よく考えると、これと同じものを結構長い期間使っていたのだが、薄いトレンチコートの登場で存在をすっかり忘れていた。
上下二か所に分かれているジッパーのいずれかが調子が悪くなっていたような記憶があるのだが、見つからないことを祈るよ。