○道の駅633美〜新大森トンネル
飲み物の補給、トイレを終え、私は早く新大森の坂を片付けたくて、気がはやる。
長く休みたそうだったA君を促し出発。
ちなみにA君は斤量で20キロ以上有利なので、私よりはるかに速い。
前後を交代してくれと言うので、ごもっともと私が前に。
前を走るのはいいが、サイコンがないので、前方のグループに追いつき、ついていくことに。
しかしながら、この2人がなかなか早く(※あくまで私たちの通常ペースより)上りになってもまったくペースが落ちない。
後続も私たちを目途にどんどん集まってきて、10人ほどのグループ形成。
何とかくらいついていって、急坂が始まる手前のヘアピンまで到達。
個人的にオーバーペースのため、ここで息を入れないとヤバイと感じ、いったん休憩。
A君はと振り返ると、
ついてきてねぇぇぇぇぇ!
少し待ってからA君と合流。
「どスローかつノンストップで行ってみる」
と宣言し、A君には先に行ってもらう。
633美からここまでは山あいでさほど日差しの影響も受けなかったが、すでに気温も上昇し、じりじりと照りつけも強くなってきている。
坂の途中で木陰に入るたび、さらにスローダウンしていやらしく涼を取る。
反対側車線の山沿いに昨年休憩した沢があったので、流れ落ちる水の誘惑に負けそうだったがなんとかこらえた。
概ね半分くらい上がってきたところで、体に少し異変が。
背中の下部がジワっと痛い。
急坂手前までのオーバーペース、今年はフルームのようにフルシッティングしているなど理由はいくつかあろうが、
やはり大会前日に生まれて初めて使う幅の広いハンドルに交換するといった暴挙が大半を占めているだろう。
姿勢が少し変わることにより、それに慣れていない部分が使われているからねえ。
ポジションを1センチとかだったらまだわかるけど、ハンドル幅2cm増とか、あとから考えるとひどく愚かな行為だったと思う。
なんとかそれに耐えながら、1個目のトンネル到達。
このトンネルは最高点でなく、ここからさらに上るのは織り込み済み。
ただ、出てから新大森までが思ってたより遠い遠い。
地図を下調べして、土佐町のトンネルは2つめの坂とか、新大森の前にもう一つトンネルがあるといった簡単な知識はプラスだが、変な先入観は逆にマイナスになるんだよなあ。
最後の右カーブを曲がってやっとトンネル&給水所到着。
毎年ありがとうございます。
<つづく>