十一代目市川海老蔵は、先代を始め歌舞伎関係者の寿命が短いことを考慮し、若いうちから多くのことを早めに片付けていくことにしているそうだ。
KK世代である私も当年満で47になる。
祖父は若くして戦死し、父は40過ぎで病に倒れたという現実からすれば、彼同様急いでしかるべきだ。
飲み過ぎ、遊びすぎて、ひどい二日酔いにさいなまれるたびに、
「外してばかりでは、ハメを外すとは言わない」
と神様に叱られている気がすることが昨年末は多かった。
最近自分の中で、「流れ」を意識することが強まってきている。
行くべき場合はうまくお膳立てが整い、行かない方がよいときは、スッとなんらかのストップがかかるなど、確かに流れというものがあることを感じる。
すべてお見通しならいいのだが、なかなかそうはいかない。
ここ10年ほど、どちらかといえばインドア派になっていて、そろそろ飽きてきたので、今年は自転車や歩きも含め、どんどん表へ出て行こう。
違う景色も見ていかないと。
今までやろうやろうだけでできなかったことを、やっていく年にしたい。