先日地元の新聞に2050年の人口推計が出ていて、県全体では35%減となる見込みであった。
こうなると現在の市町村の中には、自治体として存続ができなくなるなるケースも出てきそうでだ。
二十年ほど前に国策で市町村合併を進めたが、近々地方自治の体制に関して見直しも出てくるのではないか。
ロックフェラーを買収したのも今は昔。
近年はコスパやタイパという言葉があふれ、貧すれば鈍するとはよく言ったものだ。
企業の内部留保はここ十数年で200兆円ほど増えている。
いたずらに賃金を上げよとは言わないが、国民あっての国家。
今社会問題となっている奨学金を、やる気のある学生にはどんどん給付して、日本社会で活躍する人材の育成・確保を進めるとかできないのかね。
本県では面積の大部分を占める中山間地域の衰退が著しい。
人口減少の原因は結婚・出産する世代の女性が地域に残らないこと。
ではまず仕事ということになるが、その仕事がない。
自伐型林業もなかなかそれだけではという話だし、農業にしても地形の点ですでにハンデ負ってるし。
ナイアガラの滝やグランドキャニオンはないにしても、せめて温泉でもあればよかったのだが。
「山を生かすというなら、休耕地やなかなかお金にならない杉を薬草に転換し、世界相手に売ることができたら大逆転なんだが。でも日本国中でやりはじめたら同じことか」
などと時折酒を飲みながら考えては、堂々巡りし続けるのだった。