大阪に住む学生時代の先輩に、久しぶりに電話をした。
その後は離れてはいるが、就職して以降もいろいろとお世話になったので、以前は土佐文旦など季節の果物をちょくちょく送っていたが、ここ数年私も仕事が忙しかったこともあり途切れていて気になっていたところだった。
いつもの元気な声とテンションで電話に出てくれたものの、聞けば、ガンを患っていてここ一年間は闘病、最近やっと普通の生活に戻りつつあるが、転移などを考えるともう長くはないだろうとのことだった。
自分の父母の世代では、ここ数年亡くなる方は多いが、同世代でかつ恩人となるとかなりショックである。
大阪行きも考えねばならないが、とりあえず日曜市に出店している果物屋さん(ここも学生時代にアルバイトをしていたところなので付き合いは古い)にフルーツトマトの発送をお願いしてきた。
あの頃あきれるほどあった時間は、いつの間にかものすごく短くなっている。
小さなことで思い悩み立ち止まっている場合じゃないと、今回のことで思いを新たにした。