いつものように月に一度の参拝に一ノ宮に行ったところ、まだ宵の口だったが、お百度参りをしている方がいた。
かつて私も何度かやったことがあるが、早い時間帯だと参拝者も結構来るので、午後九時以降としていた記憶がある。
結構速足でも二時間はかかった(その神社のお百度石までの距離によって異なる)記憶があるが、今回やっていた方はほぼ普通に歩かれていた感じだったので、それ以上はかかったのではないか。
お百度は、単純な動作を繰り返しながら行うことで、意を乗せるという祈願本来の目的がよりできやすくなる手段ではないかと思う。
また、そこまでする人を神様も放ってはおけまい。
■ ■ ■ ■ ■
先日来、さんざんブランデーを飲んでいる中、中休みで仕入れたのがオールドパー 12年。
スコッチは私にとって縁遠い酒のひとつで、相場がわからなかったのであまりお得な買い物ではなかったと後で知った。
というのも、
「○年と付く酒は二桁だと結構高い」
と思い込んでいたのだが、実際は
「12年まではそうでもなく、それ以降は数年違いで格段に値段が上がっていく」
というケースが多く、完全に勘違いしていた。
また、初めてこの酒を飲んだのだが、栓を開けて最初にストレートで飲んだ感想は、
「まじかこれ。ボトル全部飲めないかも」
というくらい、ブランデー類とは一線を画していた。
甘いブランデー類と比較すると、乾いたスモーキーさがこのうえない。
その後、ソーダで割って飲んでいるうちに徐々に慣れてきて、二日目には。
「やっぱり、普及品よりちょい上な分うまいよな」
と、グラスがどんどん進むようになった。
あのね、私は、決して、酒なら何でもよい人ってことではないよ。