いつまでも捨てられない性格のままでいると、物の管理に時間を取られるということがわかり、数年前からシンプルな生活を目指し、
「ものを買うときは前の物を処分する」
ことを前提とするようにしている。
この本の内容は、西サモアのある島の酋長が、ヨーロッパに来て白人の生活を見て、文化的とされている生活における多くの面での貧しさを疑問として問いかけているといった内容である。
数十年前の話かと思っていたら、1920年代の話。
日本では大正時代だが、当時すでに都市部の人々は忙しそうに暮らしていたようだ。
現在、田舎へ行く移住も以前よりは増えているようだが、仕事さえあって暮らしていけるなら、満員電車や人混みはないに越したことはないと思っている人も多いのではないだろうか。
私の部屋のクローゼットなどを見たら、
「そんなに服も靴もいらないだろう」
と、ツイアビ(=酋長)に言われそうなので、さらに努力せねばなるまい。