買ってから10年以上はたっている。
茶色の靴を履くことが比較的少ないこともあり、長らく付き合ってきたが、さすがに延べ着用回数も多くなるとそれなりのコンディションになってきた。
先日履いていて、
「なんかかかとが痛いな」
と思っていたら、内側の厚めの革が割れていた。
内側から順番に言うと、もうすでに破れているかかと保護用の薄い革、今回割れた厚い革、
外側に面している薄い革の三層。
今回は真ん中の厚いのが破れた。
こういった場合、新しい革を上から貼り付けて修理するのだが、ソールも減っているし、もう「これまでありがとう」でいいか。
磨くと結構光ってトゥなんかいい雰囲気になるのが好きだったんだが。
今でこそ、
ビジネス用は「内羽根式」で、できれば「ストレートチップ」の靴を選んでいるが、昔はただ安売りに行き当たれば買うような感じだったので、この靴はたまたまそれに適合していただけ。
とはいえ、アウトソールも長くないコンパクトなつくりで、こんな靴もあるんだと勉強になった部分もある。
デザイナーブランド系の靴をこれと同時期にもう一足買って持っているが、両方とも作りという点ではいい。
今回のように履き込んだことによるものはどうしようもないが、壊れてはいない。
これは結構私の中では大事で、二度と靴を買いたくないブランドがいくつかある。
色気を出してimブランドの靴を探してみたが、現在は売ってないようだ。
後継として、内羽根式のストレートチップを選択。
ソールはビブラム。
ひと月ほど前、ビジネスにも使用できそうな黒のビブラムソール仕様の靴が出ていて
「こりゃいいなー」
と思ったが、物を増やさないことに努めているうえに、imが壊れていることに気づく前だったので、逡巡しているうちに売り切れてしまいかなりがっかりしたので、こだわってビブラムに。
ただし、ストレートチップではあるが形状的にフォーマルではないし、ビブラムの色も明るめなので、クールビズや会社の内履きなど用に限られる。