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いったい何を期待してるのか

「地域おこし協力隊」なるものを最近ちょくちょく目にするので、ググってみたらこれって総務省の事業なのか。

その名のとおり全国で地域おこしに携わっているようだが、これから参加しようとする人用のマニュアルみたいなものまである。
その中で出てくるのが
「行政の中にいるといろいろ不便」
「自由がきかない」
「地域に放り出されて役場は何もしてくれない」
といったグチめいたもの。

「今さら行政に何を期待してたのか?」
と逆に聞きたくなる。
これだけネットで情報が得られる時代なのに、そういった情報・知識も探ささずに現地行っちゃうとかそっちのほうがおかしい。

役所は役所。
融通が利かないのは昔からだ。
一般企業とは成り立ちからして違うのに、
「民間の感覚を」
とかすぐに言っちゃって押しつけようとする人を見ると
「バカなんじゃないかな」
と正直思う。

取り入れるべき部分はあるだろうが、すべてにおいて
「民間では民間では」
というのはさすがに無理がある。
民間企業に
「儲けどころか損失ばかりになりますがやってください」
と言っても受け入れてくれないのと同じようなものだ。
難しいかもしれないが、うまいこと誘導してゆっくりこっそり取り入れさせればよいのではないかな。


居心地がいいとか仕事が進めやすいのを希望なら
「よそがやってるし補助金で雇えるからうちもやろう」
的なところじゃなくって、ものすごく共働できて全国でも成功例でってとこか、そういうとこに追従しようとしているようなとこを探すしかない。

とはいえ日本の地方は例外なく山間部へ行けば行くほど過疎、高齢化である。
市町村別人口を調べればすぐにわかるが、つい50年前までは中山間のすみずみまで大勢の人であふれていた。
大昔は4万余りの村に数百人ずつレベルで暮らしていたのがまだ引き継がれていた時代だ。
今も自然とともにある日本の原風景とそこに宿る力。
中山間の復活無くして、国は活性化できない。

地域おこしの中心に据えられているらしい定住には、地域への溶け込みとは別に就職、教育といった問題もあるが、真庭市のバイオマス活用のように地域が輝ける方策を、金がなければ知恵を使え方式で、放り出された諸君に見つけ出してもらいたい。





書いた人 nippon | comments(0) | - |




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