食堂で何か注文したら、
「それだけですか?」
とちょっぴり不機嫌そうに言われる。
韓国人成人が食べる量として少なすぎるのか、単に多く注文して欲しいのかよくわからないが、全体的なボリュームを考えると前者のほうか。
前回、「店の人の言いなりに注文した結果ぼったくられる」という目にあったので、今回はすべて価格が明確なモノを除き、自らの意志で選ぶようにした(これ重要ですよ!)。
2日目の夜に東大門付近の庶民用焼肉店に行きたかったのだが、タクシーの運ちゃんがかたくなに行くのを拒否する。
オール韓国語なのでよくわからなかったが、「観光客におすすめできるような店はない」ということらしかった。
仕方がないので、再度ミョンドンへ。
まったく行く店を考えていなかったので、少々動揺。
大ハズレのなさそうな「百済サンゲタン」に行き、初めてサンゲタンなるモノを食する。
店の女性にさかんに烏骨鶏入りの高いほうを勧められたが、ノーマルバージョンにした。
これで彼女はご機嫌を少々損ねてしまった模様。
お客さんは日本人、地元の人が半々くらい。
接待に使っているような一団もいた。
高麗人参酒が日本からすると安いので、これを飲んだ。
食前酒として全員におちょこ1杯ついてくるが、そちらは熟成度合いが薄い気がした。
続いて「高いカルビを少量食べてみよう」ということで西のはずれの小径にある「福清」へ。
途中ブロマイド店で記念写真取りまくってるネーチャンたちがいたが、たぶん日本人だろう。
「福清」は「名所」っぽい日本人向けのお店。
3人でイン。
とりあえずカルビを1人前注文し、あとは1人前カルビの量とメニューを見て考えようとしたら、「最初に最低2人前以上がルール」と店の人に言われる。
韓国焼肉は、多少サービスっぽい付け合わせがものすごく多いので、日本人ならこれと肉少量で十分飲めるからそれの予防線なんだろう。
で、ミノを2人前追加注文した。
肉の盛り合わせを盛んに勧められるが、量も多いだろうし、前回「名所」で痛い思いをしたので断固拒否。
ここでも、店員さんの機嫌を損ねさせてしまった。
1軒目に来ればよかったかな。