今日は、本年2回目の中央競馬G1「高松宮記念」が開催された。
武豊騎乗の、4番人気アドマイヤマックスが勝利で高配当。
今年の武は強すぎる。
私は、昨日今日と、近所の引っ越しの手伝いをしていた。
人のために役立ったので、作業の合間にやっていた在宅競馬も調子がいいかと思ったが、神様もそこまで甘やかしてくれず、高松宮記念は大きく取れたが、その他が散々で、競馬界の発展にまたもや貢献してしまった。
学生の頃、このシーズンはいつも引っ越しのアルバイトをしていたが、ひとつだけ思い出に残っているものがある。
その日はそこ1軒ということで、朝からその家に行ったが、昨日まで日常生活が営まれていたかのごとく、何一つ片づいていない。
引っ越しの料金計算の中心は、人数×時間数。
「このままでは、今日中に終わらない」と考えた私は、「日を変えたほうがいい」と進言しようかと思ったほどである。
さほど新しくないが、立派な家で、家具などもいいものがそろっていた。
家の人は、三十歳前後の女性と、その母親らしき人の二人。
どちらも元気のない様子から、「何か事情があって、家を手放すんだろうな」と私は考えていた。
当日、現場にいたのは、私と、私と同い年くらいの下請けでトラックだけ持ってきた人に高校生のアルバイトが一人。
結局、現場は私がほとんど仕切っていた。
荷物が多すぎるのと、家側の人間が梱包中心で運ぶことができず、夕方になっても半分も片づかなかった。
その後、作業を終えた別の部隊が続々と応援に駆けつけ、何とか8時くらいに作業は終わったものの、費用はかなり高くつき、市内にも関わらず20万円は超えていたようだ。
あのとき一日キャンセルすれば、もう少し、安くなったのではないか。
「手伝いの親戚の方を呼んだらどうですか」と声をかけられなかったか。
などと、今でも考える。
「失敗は成功のもと」という。次はどちらかが言えることだろう。