今日は後半はほとんど観ていたが、3−1になった時点で「因縁の韓国戦がこのまま終わるわけがない」との予感はあった。
その後、昨シーズンほとんどホームランを打たれていない岩隈がソロだが被弾してしまう。
何とか1点差で迎えた9回裏。
ピッチャーはダルビッシュ。
先日の韓国戦に先発した際も、フォアボールから自滅したような格好になっていて、私はここで彼を起用した原監督の采配能力を疑った。
松坂も四球が多い投手だが、場数を踏んでいるせいか何とか切り抜けるすべを持っている。
が、ダルビッシュはまだ自分をコントロールできないように見えるからだ。
まだ22歳の若者にそれを望むのは酷かもしれないが、勝負とはそうしたものである。
案の定、ダルビッシュは2者連続フォアボールからタイムリーを打たれ1点を献上。
独り相撲であわやサヨナラ負けのピンチを招いてしまった。
「ストライクゾーンの確認の結果、フォアボールになった」という向きもあるが、結果的に2者続けるのはまずい。
試合後、実は原監督の采配は未来を見据えたものではなかったかとふと思った。
ダルビッシュは、まだ若くWBCが続くのであればあと2〜3回は出てくる可能性は十分にあるし、メジャーリーグには行かないことを公言している。
勝てる計算に加え、WBC2009を次代に伝えていく役割を彼に託したのではないか。
そう考えると、納得がいくが真実はいかに。