−−−−−(以下チラシから引用)−−−−−
第2回土佐アートカウンシェル
土佐神社御屋根修復工事に寄せて
言霊の幸へ(ことだまのさきわへ)
平成20年10月4日(土)
18:15 奉告祭
18:30〜20:00 コンサート
土佐神社殿にて
入場料2,000円(限定300人)
○出演
高橋美千子(ソプラノ)
金子浩(リュート)
曲目:ロンドンデリーの歌、スカボローフェア、あなたがそばにいるなら、
からたちの花、赤とんぼほか
山本幸雄(バリトン)
曲目:TakeMyHand/ PreciousLord/ Amarilli/ CaroMioBen
※問い合わせ先 TEL088−845−1096 土佐神社社務所
−−−−−(チラシから引用おわり)−−−−−
今回、「しなね様」の愛称で親しまれている土佐神社でコンサートが開催されるそうだ。
私の記憶が確かならば、ここ10年では土佐神社では初めての試みではないか。
高知市内の神社と言えば、初詣や輪抜け様でテレビのニュースに出るのは、ほとんどが潮江天満宮である。
「何で天満宮に行くかなあ・・・」と、私はそのような映像が流れるたび思っていた。
街中から近いため、帰りにお酒も飲めるという環境もあるかと思われるが、神様の役割的に言えば、本来高知県民が行くべきは産土の神社である土佐神社である。
父祖伝来の地にお住まいの方なら、近所に氏神様があるという場合が多いだろう。
その高知県民版が土佐国一ノ宮である土佐神社なのだ。
別に潮江天満宮の参拝妨害をしたい訳ではない。これはご祭神のお働きの違いであって、学問成就を目指す方は天満宮に参拝すればいいし、日本の神様は「わしゃ学問のことしか知らんわ」などと了見の狭いことは言わないので、他のことをお祈りしても差し支えはないだろう。
話を戻すと、これまで天満宮に主役の座を奪われていた(?)土佐神社においてこのような催し物が行われるのは非常に嬉しい。
安芸宮島にある厳島神社などではよくこういった催しがあるようだが、「スペースや環境的に土佐神社では無理なんだろうな」と思っていたところであった。
これを機に定例的にやってほしいものである。
ちなみに厳島神社のご祭神である三女神は、土佐神社のご祭神の母にあたり、土佐神社の境内の池のそばには厳島神社の分社がある。
こういった内容は、古事記に記されている。
外国の神話は結構どろどろしていて後味があまりよくないんだが、日本の神話は自分たちのDNAの一片を感じられるような気がして面白い。
十数年前の一時期、私は常に古事記をカバンに入れていて、天孫降臨までを何度も読み返して「ははあ、こういう感じの神様だから功徳はこうなんだなあ」などと一人で納得していた。
土佐神社のご祭神であるアジスキタカヒコネノ神も当然出てくる。
各地へ旅行に行って神社参拝する際は、古事記を一読してから行くとご祭神のイメージが浮かんで楽しいものである。