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歩育(ほいく)

日本スリーデーマーチ(毎年11月初め、埼玉県東松山市で開催)に、東松山市内の小中学生はずっと参加し続けています。
歩育の何がいいのかを、参加した小中学生の詩集から紹介します。

−−−(以下すべて引用)−−−

 やさしかった六ねんせい
         小1年  Mさん
あずさちゃんという六ねんの女の子はやさしかったよ。
だって、ねもとくんが
「おもいよー。」
っていったら
「リュックもってあげるからがんばってあるきな。」
って、リュックをもってあげたよ。
ありさにも
「だいじょうぶ。」
といってすいとうをもってくれたんだよ。
だから、がんばってあるいたよ。

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 おかあさんありがとう
          松二小1年 M君

ぼくは、小さいときから、よくびょうきになった。あるけなくてリハビリしたこともあった。たいいくのじかんも、とくいじゃないけど、スリーデーのはなしをきいたとき、よし、がんばってあるこうとおもった。
・・・おかあさんにそうだんしたら、あるいてくれることになった。うれしかった。おかあさんが、とうろくしてくれた。・・・1にちめは・・
二かめは、おかあさんのいもうとをさそって、三人であるいた。三かめも、おばちゃんとおかあさんがあるいてくれた。
3つめのはんをおしてもらうとき、
「やったぞ」
とおもった。メダルをもらったとき、うれしくってつかれているのをわすれてしまった。うれしかった。・・・・
みんなからはくしゅしてもらった。せんせいに
「おかあさんに、かんしゃしなくてはね」と、かたをたたかれた。
おかあさんは、ぼくがじょうぶになるように、つきあってくれたんだなあ、とおもった。
「おかあさん、ありがとう。」

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 元気よく歩いたスリーデーマーチ
          小4年 Sさん 
お母さんといっしょに初めて二十キロを歩きました。・・・
横だん歩道で安全にわたれるよう、歩く人だけでなく いろいろな人が協力しているのだとわかり、すごいなあと思いました。・・・
お母さんと土手や橋などを歩きながら、しょうらいのことや こんなことがあったらいいなってことも話しました。そしたらあっというまにつきました。
二十キロはとてもつかれますが、きょりが長いぶん楽しいことがいっぱいあります。
だからおとなになっても、おばあさんになっても参加し、ボランテアとしても手伝える人になっていけたらいいなあと思いました。

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

  新しい出会いを求めて
          小6年 Oさん 
私は五十キロを完歩した。前に三十キロを歩いたとき、大阪や北海道のおばさんと出会えてとても思い出ができたし、完歩した時のうれしさは苦しかった時の何倍もあった。そのうれしさが忘れられなかった。・・
こんどは新がたのおばさん茨城のおじさんに出会い、一人で心ぼそかった私はとてもうれしかった。・・・
完歩して自分をほめたくなった。このまま明日までこの松一小の校庭にいたくなった。・・・
スリーデーが終わってから私はおばさんとおじさんに手紙を出した返事がとても楽しみだ。・・・
私の頭には思い出がぎっちりつまっている。歩く楽しさ教えてくれたおじさん、おばさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
協力してくれたみなさんありがとう、スリーデーマーチ、ありがとう。

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

  スリーデーで心に決めたこと
        松二小6年 Iさん
・・・私たちの前に外人が3人歩いていた。「すいません」といってあくしゅしてもらった。そのまま手をつないで歩いてくれた。そして歌を教えてくれ、花の名前も教えてくれた。お昼もいっしょに食べた。
私は東松山という名前をいっしょうけんめい教えた。「ヒーガアシイーマチヤマ」と何回もぶつぶつ言っていた・・・
別れる時、私とふみちゃんの肩をぎゅっと手で巻きつけて、頭をなでてくれた。私は泣きたい気持ちでした。・・
駅まで行くとぬけだして、家に帰り、夜になって布団に入り、もう一度外人さんのことを思い出してみた。いっしょに歌を歌ったこと、ブディングおばさんの笑っていた時のあのやさしい目。ファンデルカーイおねえさんが熱心に数を教えてくれたこと、三人が私の名前をいっしょうけんめいおぼえようとしてくれたこと。とてもとてもうれしかった。思い出すと、しんじゅのような涙がでるようなやわらかい夢をみるような気持ちになります。
スリーデーマーチに参加して決心しました。私はこれから英語をいっしょうけんめい勉強して、あの外人さんたちと楽しく英語でお話しできるようになりたいと決心したのです。   *(一九八三年)

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 スリーデーマーチを通して
          北中 F君

・・・僕はこの三日間を通して、体力や忍耐力がつき、人との交流も学びました。
そしてこのスリーデーマーチが僕たちの住む町で開催されていることを誇りに思いました。こんなにすばらしい国際交流の場はそうありません。これからも東松山で開催を続けてほしいと思います。
僕も歩きます。

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 なんて幸せなこどもたち
        新明小保護者 Tさん

・・・このまちに引越してきたのが一年前の私には、スリーデーマーチが何なのかわかりませんでした。しかし今回初参加して、息子と励ましあいながら完歩した喜びは最高のものでした。 ・・・
このまちの子どもたちは、歩くことを通して多くのことを学び、ゆたかな自然の中で、ゆっくり大人になっていくのでしょう。学校では教えてくれない何かを毎年ひとつずつ心に積み重ねながら成長できるなんて、なんて幸せな子どもたちなのだろう、と思うと同時に、このまちに越してきたことを本当に良かったと思っています。
お金では買えない何かを知ることができて、私はこのまちが好きになりました。

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
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