昼間、大通りにほど近い裏の通りを歩いていた。
この道は"セコヤロー"が信号回避などで割と入ってくる道である。
道路右側の歩道を歩いていたところ、左側に右にウインカーを点けた車がやってきた。
私をやり過ごした後、後方の駐車場に入れた気配がしたのだが、その車の後方にいた、リアに某大御所ミュージシャンのステッカーを貼ったワゴンが急発進急加速。
わずかだが待たされたのが気に障ったのか、
「交差点でもよくいるよなこういうヤツ。にしても痛いオッサンやなあ」
と思っていたら、前方交差点右側から小学校低学年とおぼしき自転車に乗った少年が飛び出し気味に出現。
少年のほうは勝手知ったるもので、
「あ、車来てやがった」
という感じで即座にブレーキングし、我々が直進している道路には1メートル入った程度。
40km以上は出していたワゴンは当然急ブレーキ。
オッサンよほどビビったのか、後付けでクラクションを鳴らす。
付近を通り過ぎた後でも、近所迷惑なくらいクラクション連発。
「いやいや、少年がブレーキしてくれなきゃアンタ完全にはねてたでしょ。むしろ感謝しろよ」
と。
ここは公道ではあるが地区の人の生活道でもあるという考えはないのかね。
ワゴン車はそれでもまだ懲りずに再度加速したところ、さらに前方で道路沿いのパーキングにバックで駐車しようとしていた車に行き当たり、また急ブレーキとか、もうね。
永ちゃんも、あきれるだろうぜ。
ロードバイクを乗っていても、自分がよそ見していたりスマホでも見たりしていたのか、急に目前に自転車を認めて、焦ってクラクションを鳴らしてきたと思われるパターンが稀にある。
こちらとしては、
「は? 普通に自転車乗っているだけなんだけど」
と。
数年に一度あるかないかなので、今日の例に似て自分の不注意を他人のせいにしたいだけなのだろうから、気にしないようにしている。
私も人の子なので、運転中イラっとするときはあるのだが、今後高齢者の割合が増えていくことを考えたら、今の時点でイライラしてたらダメだなという気持ちが先に立つ。