水木作品の最新の思い出と言えば、もう7,8年前になるだろうか、アニマックスで墓場鬼太郎をやっていたときのもので、
「うわー暗いなー。これは子どもにはうけないだろうな」
という感想であった。
今回、氏の仕事についての解説をいろいろ読んで、
「白黒でもこんなに細かい作業をしてたんだ」
「そういえばカラーはものすごく色鮮やか。こんな技法だったんだ」
といろいろ気づかされた。
ものをただ鑑賞するだけでなく、そういった情報も必要なのだと認識させられた。
ひとつの断片であるコミック「水木しげるの戦場」。
こんこと以外にも、いろいろあった人生だと察するが、晩年の写真ではいい顔をなさっている。
やはり、名を残す人はどこか違う。