で、私は今どき愛煙家である。
今どきと言っても、喫煙率は45%(H18男性)なので、そんなに少ないわけではない。
数十年前が異常に高かっただけである。
一昨日深夜、NHKで禁煙に関する討論番組を放映していた。
感想は、どう見ても愛煙家の黒鉄ヒロシ氏の勝ち。
「日本は他の先進国と比較して、喫煙率が高いにも関わらず長寿国」というのは説得力があった。
データ的にも日本の喫煙率は下降の一途なのに、
説明が出来ないくらいに肺ガンによる死亡率は上昇している。
あちこちで調べても、喫煙・副流煙がどの程度体に悪いのかまったく判然としない。
副流煙に発ガン物質が含まれているのはわかるが、どの程度人体に有害なのか、私に納得させてくれるデータはひとつもない。
「・・・と言われている」「・・・のようです」のオンパレードで、ページの作者が偽善者にしか見えない。
例えば「放射能は人体に有害である」といったように、誰も反論しないのなら納得がいくが、喫煙の健康への悪影響については喫煙擁護派と全面禁煙派の間で延々と水掛け論が行われている。
喫煙について、ずいぶん前にこんな話を聞いたことがある。
嫌煙運動は、アングロサクソンが中心になって推進している
↓
アングロサクソンといえば資源エネルギー(今で言うオイルマネー)
↓
排ガスに関する健康問題に世の中の注目が集まると、
自動車が減り、燃料も安くなってしまう。
↓
解決策として、タバコは有害だと宣伝しよう
これだけ私が調べて信頼性のあるデータが見つからないのに、世の中の大勢の人々は、「タバコは健康に悪い、特に副流煙は」と考えている人が多い。
これは洗脳されているとしか言いようがない。
いつの間にか戦争に走ってしまったようなものだ。
二十代の頃、フルマラソンをやっていたので毎年3か月程度禁煙していた。
禁煙期間中「煙草って、結構匂いがあるな」と感じた。
でも、最近よく登場する匂い嫌いの方々みたいに「許せない!」とは思わなかった。
こんなことを書いていれば、私が自由な喫煙者と思われるかもしれないがそうでもない。
狭いラーメン屋などでは、灰皿があるとしても昼食時には遠慮して欲しいと思う。
また、ウオーキング仲間は健康志向の方々が多いので、宴席でもかなり遠慮している。
そんなときでも空気を読まずにまったく躊躇なく火を点ける人がいるが、ある意味うらやましい。
万一、喫煙が健康に害を及ぼさないとしても、世の中の大多数の人は「喫煙は健康に悪い」と信じ込んでいるので、そこはそこで私もズル賢くやっているのである。
結局心おきなく紫煙と戯れることのできるのは、自宅か、酒場で愛煙家に囲まれているとき程度のものだ。