<仕事の進め方>
「筋の悪い仕事は、さっさととりかかる」ことが大切である。
「筋の悪い」とは、
「回答のしようがない質問」
「前例もないし、どうすりゃいいのかわからない」
「先方の要望がメチャクチャで、どう考えてもスムーズにことが運びそうにない」
などがあげられる。
こういった内容の物は、一人で解決策を考えようとしても、ラチがあかない。
そうこうしているうちに月日が流れてしまい、結果的に期日間際になってあたふたすることになり、「早めに動いておけば、もう少しやりようがあったのに」ということになりがちだ。
それよりも、さっさと自分の考え方をまとめて、上司あるいは周囲に報告して自分のとこから放り出す方法を取る(その仕事を放り出すって意味じゃないよ!)ことがベストである。
それから
「先方との調整を何度も必要とする仕事」
も、これと同様だ。
「お互い調整が必要なのは分かっているから」
と、先方からの申し出を待っているようではいけない。
上司から見ると、会社の窓口はあなた。
スケジュールが遅れると、多少先方に責任があったとしても、結果的に
「何でさっさと調整しないんだ」
ということになる。
「先方がやってくれる、段取りをしてくれる」
という期待は最小限にして、どんどんこちらからスケジュールを決めるなど、進めて行くほうがいい。
期日が迫ってくると、選択の範囲はどんどん狭くなっていく。
仕事は先手先手でやっていこう。
また、遠方にある取引先などは、近くに行った折りに顔を出すことも忘れずに。
たまの電話では文句ばかり言う相手でも、ついでとはいえ、わざわざ立ち寄れば、ソフトな対応をしてくれる(多少のグチは聞かされることはあるが)。
ビジネスには、こうしたコミュニケーションも大事である。