いわゆるアベノミクスの政策の一つに「大規模な公共投資」というのがある。
建設国債を日本銀行に買ってもらうことによって、市場にお金が出てきている事実もあるので完全否定するわけではないが、国家が先細りの状態で、のちのち維持費のかかるものを闇雲に作るのはいかがなものか。
現状でも、
補修が必要であるにも関わらず、それができていない橋梁は多数存在する。
これ以外にも、道路、河川護岸、耐震化未施工の建物など、現時点で膨大なス トックがある。
以前は、県道なども草刈りがされていたが、現在はそういったコストはカットされているので、ほったらかしではと思う区間もあちこちで見受けられる。
ハコモノなら民間を活用して、使用料等で維持管理費を積み立ててということに もなるが、道路・橋梁はそうはいかない。
最近、道路改良工事より維持補修工事のほうが目立っているのは、少しは考慮されてるのかといった気もするが・・・・・・・・・
公共事業を増やすとか、公務員給与削減とかみみざわりのいい政策に呼応した 人々も多かろうが、一方で維持管理コストの増大や、一般のサラリーマン給与ま で上がらないといった結果を生み出すことを忘れてはいけない。