よくない癖を直すということはその逆のことをする癖を一生懸命つけるということだともう遅いかもしれないが最近理解した。
部屋の整理術とかで
「床に物を置かない」
というのがよく出てくるが、私はその典型で、休日はふさがってしまった床の面積を復旧するという作業を、これまでよくしていた。
人間、徐々に進化しなくては意味が無いので、
「では、どうすれば床に置く物を最小限にできるのか」
という観点で、部屋の収納をかなり見直し、ストレッチポールなどどうしようもない物以外は置かないようにと、このところ心がけている。
冒頭の話については、毎朝手鏡とスケルトンブラシで整髪するのだが、終わったタイミングでそこらにポイとしてしまうものだから、仕事で帰宅が遅い日が続いた場合など、床がどんどん埋もれていくため、危機管理として同じ物を3つ買っているブラシが1つも見当たらないなんてことがよくあった。
これを解消すべく、最近は使った直後か、帰宅後に朝脱ぎ散らかしたものを片付ける際に定位置に戻す癖をつけるよう意識するようにした。
またドライヤーも、電源コードの届く範囲に引っかけるようにした。
プチ改革ではあるが、この一歩から波及して、部屋の中全体をスッキリさせる癖がつきつつある。
若い頃目標にしてちっともできやしなかった「常時開店前のデパートの服飾売り場の整頓状況イメージをキープ」に少しずつは近づいているか。
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このところ、そこここの家庭で長らく保管されていた洋酒をそこそこお得な価格で入手できるというルートにより、現行品では四千円弱クラスのブランデーやウイスキーを家では飲んでいる。
主なものは、ブランデーのVSOPかナポレオンあたり。
こいつらが例外なくコルク栓でしかもそれがボロボロ。
これまでサランラップと輪ゴムで栓の代わりとしていたが、これがなかなか面倒。
また、最大の理由として、この方法では、心ない家人が悪気はないとしても、転倒させた場合を考えると心許ない。
風味を少しでも維持するために、開栓後はパラフィルムを使っているバーもあるらしいが、飲むのは私一人でこの消費スピードでは、そこは考慮する必要は皆無だろう。
とりあえず、スクリューキャップのビンが欲しかったことと、価格帯の低いブランデーも飲んでみたかったこともあり、購入してきた。
当然フルーツの風味はあるが、やはりVSOPクラスと比較するとそいつが薄いのが価格の違いでもあるかと。