過日、ある意味有名な地元紙に、安保法制の状況に疑問を持つ(詳細は忘れたが紙面の論調がそんな感じ)女子学生の記事が実名入りで出ていた。
大丈夫か、世の中結構ドライだぞ。
まあ、それは生き方だからいいとして
この手の人たちに共通しているのは、
・本で読んだり人に聞いたりしたが戦争は悲惨だからダメ
・私たちは戦争に行きたくないのです
といった主旨の発言。
安保法制は別に戦争をしたいがためのものではないし、国民を戦地に行かせるような憲法にはなってないってのが首相見解なんだが。。。
(憲法改正はハードルがものすごく高いのはもとより)
立憲主義は大切だと訴えるのは大いに結構。
しかしながら、前述の2点のみをただ訴えたいと言うなら、あまりにも幼稚で短絡過ぎる。
隣を航行中の同盟国の船が攻撃されても自衛隊は手も出せない。
次に自館が一撃で木っ端みじんになるかもしれないのにである。
もし中国が強権的に中東から日本へのオイル供給にストップをかけた場合、日本が単独で解除させるのは不可能に近い。
これらを「仮定の話でしょ」というなら、この法案が成立すれば戦争になるというのも同等に仮定の話ということにならないだろうか。
法はその内容を実行するだけのためのものではない。
抑止力という側面もある。
国会では、合憲or違憲・憲法解釈の議論ばかりで
「目の前に迫っている危機にどう対処するのか、では反対派はどういった案を考えているのか」
といった部分の話し合いが少なかったことも影響しているのだろう。
国民へのアンケートでも
「説明が果たされてない」
と感じている人々が多数を占めているのはこのせいである。
また、最初の記事に戻るが、報道は「戦争は悲惨。戦争に行きたくない」といった気を引くフレーズを前面に出しがちだが、本当は彼らももっと掘り下げた意見や、しっかりした代案を考えていて取材時に語ったにもかかわらず、紙面の都合で取り上げられなかったのかもしれない。