ときどき、道州制について書いているが、今日このことについて、何人かと話をした。
ある人が、「長らく続いた時代に学ぶものがあるのでは」と、江戸時代の日本や、古代ローマの例をいくつか紹介してくれた。
ローマについては、最近塩野七生氏の書いた本を少し読んだところだったので、興味深かった。
これらは、今後地方分権を考えていくうえで、エッセンスとしてよさそうなので、今後知識を取り入れていきたい。
日本は、明治時代には、「西洋に追いつけ追い越せ」、戦後は「国の復興」と、近代は目標のあった時期が続いていたが、それらが成し遂げられた今、国全体が何をすべきか見えていないような気がする。
次は、やはり平和とか、次世代に継続できる環境保全とかになるのだろう。
政治の役割は、「衣食住を含めた安心感と娯楽を与えること」というのが、ローマ時代の意識だったそうだが、これに加え「目的」があれば、より有意義になる。