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白球

過日、休暇を半日もらって、高校野球の地方大会決勝戦を観戦した。
13時試合開始である。
「プロと違って早いから2時間程度だろう。終わってからも時間があるな」
と思っていたら、延長12回までの熱戦で、試合時間は3時間を超えた。

甲子園への切符を目前にしながら、取ることのできなかった敗戦チーム
は、随所でファインプレーを連発した。
あれほど緊張するだろう中で、ああいったプレーができるのは素晴らしい。
少しはエラーもあったが、高校野球レベルでは許容範囲だろう。

2年生エースをもり立てようとしたキャッチャーが、ゲーム中何度も何度も
「肩の力を抜け」
というゼスチャーをしているのが印象的だった。

私は、中・高とバスケットボールをやっていたのだが、最後の大会では、自信を持っていたシュートが全く入らなかった。
試合前のアップ中からおかしいと思いながら、試合に入っても修正できず、
シュートチャンスでも、ボールを他の者に回すような有様だった。
試合後考えたが、やはり肩に力が入りすぎていたのだと思う。
このときは失敗でしかなく、つらい思いはしたものの、その経験はその後やってきたスポーツの場で十分生きている。


バスケットボールを選んだのは、まず野球部がなかったこと。
次に、ソフトボール部はあったのだが、妙に野球崩れ的な印象が当時はあったこと(プレーヤの皆さんごめんなさい。大勢同級生もやってたし、今はそんな気持ちはまったくないです)などが理由である。
小学校2年から4年までは、少年野球チームに所属していたのだが、5年の時に転校し、そろそろレギュラーという学年で新チームに入りにくい気がして続けるのをやめてしまった。
その後、進学するときは、さほど野球のことは考えなくなっていた。

私の学年はいわゆるKK世代である
社会に出てから、同学年であるKK世代の野球関係者に会うたびに、
「くそう、野球しとけばよかったなあ」
とは思う。
同時に、投手出身者ばかりなので
「同じ時代に生まれ変わったら、今度はオレも野球をやって甲子園でボコボコに打ってやる」
と冗談を飛ばしている。

話はバスケットに戻るが、昨年春、在学当時の顧問が退職されたので、送別会的なものを少人数で行い、当時のチームメイトと久しぶりに会った。
頻繁にあわなくなって20年以上過ぎたものの、今でも毎日会っているようなやりとりを、ふとしてしまうのは不思議な感覚だった。
同学年は私を含めて5人しかいないが、長い時間一緒に過ごしただけのことはあるのだと感じた。

今回、決勝で戦った両チームの部員は、私たちよりはかなり長い時間を、ともに過ごしてきたのだと思う。
まだまだ先は長い。
今後もともにやっていく者とはさらにいい関係を築くとともに、離れて暮らす者とはいつか会う日のために、お互いいい生き方をしていってほしいと思う。

書いた人 nippon | comments(0) | - |



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