3月末日の期限を前にして、市町村合併の動きは、まだ絶えていない。
今日明日、関係市町村で議決を行い、その後、県に申請というところもあるようである。
一方、首長や議会が合併推進でいきながら、住民投票や住民アンケートで、合併がご破算になったところでは、4月以降、「(結果的に)町民が反対していた合併を推進し、町政を混乱させた責任追及」などという話が出てくるのかもしれない。
しかし、現実的には、そんなことをやっている場合ではない。
18年度の予算が単独で組めるのかどうか、その先はどうなのかを、皆で考えなければならないところである。
個人的には、合併反対派の方々に、「あなた方が考えていた自立案を今こそ示してください」と言えばよいのではないかと思う。
私が今でも疑問に思っているのは、「合併の是非を住民投票で問う」ことである。
中では、議員が率先して「住民投票で」と言っているケースもある。
そういう議員には、「じゃあ、あんたたちは何なんだ。民意が反映され、議員になったのではないのか」と言いたくなる。
将来的に、行き詰まってしまった場合、「住民が選んだこと」と逃げるのか? 国会がいちいち国民投票にかけてるか? と
少々、批判がましくなってしまったが、合併した/しなかった に関わらず、首長はじめ執行部と議会は両輪となって、今後も市町村をよい方向に導いていってほしいものである。