ここ数ヶ月の間、心の重荷になっていた事案がやっと終了(笑)。
もう練習に行くための天気のことも、食事のことも半年くらいはあれやこれやと考えなくていいので気が楽だ
と、毎回終了後に思う。
昨年の大会に出場して以降は、旧祖母宅から持ち帰った物品の整理に明け暮れていてなかなか時間が取れなかったものの、春先からではあったが昨年並みに練習もしたので、楽勝ムードで望んだ。
<スタートまで>
私の場合、ウォームアップせず走ると脚を痛めたりするので、少しスタミナを削っても、スタート前にある程度走っておいたほうがいい。
去年は結構早めに現地に着いて、時間つぶしで三十分くらいはそこらを走ったのだが、今年は受付前後にそれぞれ十分程度で不足気味だった。
<スタート〜郷の峰トンネル>
いつものように、道の駅土佐さめうら前の道路左側で十数名で縦に並んだ後、スタート。
並んだ位置は前から五番目で、前の四人は同じグループ
スタート後、この四人組のペースがちょっと遅いので追い越そうかと思ったが、後方からの追い越しと同時になっても危ないので、後ろを着いていくことに。
そしたら、数キロ走ったところでマジっすかってくらいにペースアップ。
私的にはオーバーペースではあるが、昨年同様見栄を張ってついていった。
何年ヒルポタしていても坂が苦手なため、地蔵寺を過ぎて坂道になってくるあたりで、もう追えなくなる。
その後、郷の峰トンネルまでは、前方にいたゆっくりな方を抜いたり、後方から抜かれたり。
徐々に、ウォームアップ不足と普段より薄手のグローブ、最近あまり乗っていなかったコルナ号の薄めのバーテープのクッションの無さが気になってくる。
<郷の峰トンネル〜道の駅633美の里CP>
いつもどおりほぼ下り一辺倒の区間を無理せずそこそこのスピードで。
道も広いし交通量も多くいため走りやすく、何よりこがなくていいので楽しい区間。
<道の駅633美の里〜新大森トンネル>
道の駅ではペットボトルを一本補給し、そそくさと出発。
梅味のドリンクになごみつつ、90kmコース最大の難所新大森トンネルへの上りへ。
すごく高い陸橋のある登り口までは、ダラダラと地味な上りが続く。
折からの高温も相まって、ここを進んでいるうちに一気に調子が悪くなり、いつもの登り口手前の広いところで休憩。
コルナ号に最近乗っていなかったせいか、あまりの脚を中心とした全身の疲労感で、ここを登り切れるのか本気で不安になった。
春先に熱中症になったときのイメージもあり、もうあれはいやだということで、坂の途中で日陰がある広い場所があるたびにこまめに休憩。
前日インターネットで経路のシミュレーションをして、大体ここで半分くらいなどと余計な知識をつけてきたので、
「まだ半分かよ、マジかー」
とか思いつつ、
「とにかく一つ目の(枝畝)トンネルまで行けばなんとか峠までは行けるから」
とそれだけを考えて。
一つ目のトンネルに入るあたりから右脚のふくらはぎがつってきて、峠となる二つ目のトンネル入り口まで左脚だけでなんとか。
クリートのある世界でよかったよ。
ここでの冷水のサービスがありがたい。
今回走っている最中、未成年の面倒見もあるのか2列でずっと行っているグループがあって、何度か遭遇したけど、ちょっと引率の人も考えないとなあ。
途中クラクションを結構鳴らされる状況もあったし、自動車のほうが急に減速して自動車同士の事故が起こるとも限らないし。
<新大森トンネル〜道の駅木の香CP>
ここもほぼ下りなのだが、クッション薄による手の痛みと、無意識にそれをかばうせいか肩と首にまできて、自転車に乗っていてこれだけあちこち痛くなるのは初めて。
さらにサドルのほうに体重をかけようとしたからか座骨痛までくる始末。
中間チェックをすませ、先日再オープンした木の香でペットボトルを一本補給。
リアルゴールド数十年ぶりに飲んだわ。
<道の駅木の香〜上吉野川橋(赤い橋)CP>
下り中心で、ところどころ上がって下がってというコース。
川縁の岩盤が切りたったところがちょっとした絶景なので、それがよく見える橋の上で写真撮影をしたかったが、往復コースの方々も戻ってくるので自重。
途中2か所で休憩したが、あまり追い抜かれた印象はなかった。
例年、終盤のアップダウンでは、下りは重いギアで踏んで加速、続く上りはその勢いを使ってという走り方をするのだが、今回は何度も変速する気力もなく数段入れ替える程度。
しかしこのおかげで、このように高低差があまりない上下を次々繰り返す場合は、あまり変速せずに上りをダンシング(立ちこぎ)で対応したほうが、実は効率的では?と新たな視点が生まれた。
今シーズンから、坂を登るときはこれまでよりは重めのギアでさっさと上がるクセをつけるようにしてるので、その成果か。
本川の激坂ではさすがにそれは無理だったが。
<吉野川橋CP〜ゴール>
チェックポイントを通過した後は、ゴールまではすぐ。
昨年は、途中の狭くて暗い南越トンネルで追い越ししてくるグループがいて
「何だよ危ねえな」
と不愉快になったので、今回はCPをこっそり一人のタイミングで出てアタックして(笑)、南越トンネルを抜け、短い激坂を下る。
この坂は最後のコンクリート壁があるところがカーブがきついんだけど、上のカーブもΩ型っぽいというか、カーブを曲がったつもりでもまだカーブが終わっていないという不思議な感覚の箇所なので要注意(地図で見れば90度くらいだが)。
ちなみに車で本山町を抜けて大豊ICに向かうときの最初の追い越し区間の手前もそんな感じで、何度かヒヤっとしたことがある。
ゴール手前の県道の直線では一人スプリントして、逃げ切り成功。
少々バテてても、下りと平地ならなんとかいけるんだよ。
<総論>
ゴールタイムは4時間54分。
直近数回しか乗っていなかったコルナ号を選択したのが失敗でござったよ。
雨専用にと導入したピナ号の乗り心地が予想外によくて、晴れでも乗り続けたからねえ。
・絶対雨降らない コルナ号
・ちょっとパラパラ来るかも エフデジ号
・もう降ってるし ピナ号
という体制を組んでいたのだが、3台体制(通勤用のエディメル号入れると4台だったりする)ってのは難しいか。
実際重量計測はしていないが、持ってみて重いと感じて最近敬遠しているエフデジ号でも昨年の大会では今回より三十分早くゴールしているので、さほど車体重量は重視しなくていいのかも。
軽いと感じて乗る回数も増え体も慣れていたピナ号でもし今回出ていたら、もっと早くゴールできたかもしれないけど。
今後は「ポジションの固定(自転車に乗る姿勢のセッティングを固めること)」をしっかりして、4月ごろからは大会で乗るのは2台に決めて、練習で使うのがよかろう。
では1台余ってしまう、どうしよう・・・・・・。