近頃いわゆる「強い思い」を意識するようにしている。
勝負事で「何が何でも勝つ」から始まって、この仕事は絶対明日中には終わらせるとか、この書類はものすごい精度で仕上げるとか、ここは一発で決めるとか。
私は
「自分が納得さえすれば結果はどうでもいいや」
という妙にどこか冷めているところがあって、坊ちゃんではないが、何か損をしているのではないかとこのところ考えるようになった。
目の前のことすべてというわけではなく、ここはと思うときはぴしっと決めていくようにしよう。
<襟>
<内ポケットの縁>
クールビズの時代に入って以来、5月から10月はカジュアルな服装でよくなったため、スーツを着る期間は年間半年で、ほとんどがいわゆる合服か冬物。
夏物スーツは出番が少ないのでそうそうラインナップを変えることもないが、合服・冬物は数年に1着は追加している。
「たしかあの時にこれ着てたよな」
的に記憶をたどってみると、十年以上前から着用しているものも3着ある。
ちょこちょこ買い物はする一方で、このように長年使っているものも多い。
この服は、生地が一般的なものよりワンランク上と紹介されていることがいいREDA社製。
柔らかいので着心地がよく、ツルツルしていて触れた感じもいい。
着用機会が多いわりに、表面の生地はまったく問題なくきれいなのだが、裏地が徐々に傷んできた。
古めかしいマナーを信奉しているため、人前でジャケットを脱いでシャツスタイルになることは基本的にないので、いまのところはいいのだが、これ以上広がらないことを祈っている。