今日はいつもより仕事を早く切り上げ、
打ち納めとばかりに行って来た。
収支はマイナス800円。
先日も書いたが、考えれば考えるほど、勝てる状況にはほど遠いのが現在のパチンコだ。
デジパチ(いわゆるフィーバー機)は入賞時の戻り玉が少なく、そこそこ勝負すれば大当たりを引かなければ大負け必至だし、後述するが確率変動時も以前ほどの爆発力はない。
パチスロに至っては余計なRT機能(50ゲームとか100ゲームとかがあり、リプレイが高確率で落ちるのでコインが減らないのだがあんまり意味が無い)がほとんどの台に搭載されていて、飲み込むのは早いが出るのは遅い。
20年前から比べると、打ち手側にはどんどん不利になっている。
かつては「オール13」だったので、どこに入賞しても13個の玉が出てきた。
交換率が今より悪かったので、大勝ちしても2万円程度だったが、数千円あればそこそこ遊べたのである。
羽根モノでいうと、パチンコ店がパーラーと名前を変え始めた頃、改悪第1弾として「入賞球を減らす」ということが行われた。
「スタートチャッカー入賞時の戻し球は13個から5個、大当たりのヤクモノ入賞時戻し球は13個から10個になりました。ですが、スタートチャッカーのゲージは甘めで以前よりよく入賞するし、大当たり継続回数も最高8回から16回になりましたのでこっちのほうがいいですよ」というふれこみでスタートした。
しかし、店側がそのような状況で放置するわけがなく、スタートチャッカーの釘も閉めるだけ閉められ、入賞率は以前と変わらなくなった。
(※ この時点で私は愛想が尽きていた)
第2弾の改悪は、それまで物理的なVゾーン入賞で大当たり継続だったモノが、デジタル抽選で回数固定(例:2,7,15ラウンドの3種類のいずれか)となったことである。
台の波が悪ければ2ラウンドを何度も続けて引くこともあり、打ち手側の技術も何もなくなってしまった。
「レレレにおまかせ」などは、公表確率は1:1:1だが確率どおりならそうそう負けるワケがない。
制御が入ってるのは明らかで、何度も2を引き続けると「そんなに出るのがイヤなのか、お前は」と、台に向かって思ったものである。
デジパチ(いわゆるフィーバー機)も同様にスタートチャッカーの入賞球は少なくなったし、ゲージが複雑になりワープルートはあるものの全体的に入賞自体しにくくなっている。
また台の制作者のセンスもなさすぎる。
かつてはリーチ時のアクションだけだったが、最近はリーチ予告やら何やらで、これで客に期待を持たせ引き留めようという傾向が強い。
必殺仕事人など、かつては主人公が出てくれば大当たり確定だったが、今や他の台では誰が出てこようが関係ない。
また液晶部分の周囲にある飾り物が動けば、以前は高確率で大当たりであったが、最近はどの台もよく動くのだが大当たりには全く関係ない。
全般的に台のアピールがやたら大げさで、リーチもかからないのに大きな音を出したりするのは、くだらない内容を無理矢理面白く見せようとする民放のバラエティーみたいなもので、「世の中総じてこんなものか」としらけてしまう。
羽根モノ同様、以前は15ラウンドのみだったがショボイ回数(例:2,15ラウンドの2種類)が搭載されている台もあり、同じ10連チャンでも以前なら150ラウンド分だったが、現在は20ラウンド分とまではいかないものの、確実に少なくなっており、これまた不利な内容となっている。
パチスロは、液晶に黄色の暗示(黄色い服を着ているなど)が出ればベル、青はリプレイ、緑はスイカ、赤はチェリーというのが一般的で、「黄色でスイカが揃う」という矛盾した状況であればボーナス確定であるが、白という逃げ道があり、こちらは「何も揃わない・ベル・リプレイのどれか」という扱いで、ある意味台の逃げ道となっている。
打ち手を困惑させるだけで、まったく無くてもいい色である。
5号機になって、『時間あたりの投入枚数は変わらないのに、「射幸心を煽る」とかいう理由で出る枚数は減らされる』という恐ろしくインチキな手法がパチスロ界ではまかり通っている。
まあ、北斗の拳くらい爆発力があるなら、こんなことには目をつぶるんだが。
今回もしばらく行かないことになるが、遠隔操作を当たり前にやってることを従業員がうっかり公表してしまった件もあるし、もう二度と戻らないかもな。