最近飲みに出かけることがめっきり少なくなったのをいいことに、ZIPPOを使うようになった。
これまで、5個くらいは酒場で失くしている。
かつて、パチンコ屋で「現金化するよりは商品に買えた方がお得だった時代」には、よくZIPPOに交換して自分で使ったり人にあげたりして、私のせいで店のZIPPOが一時期無くなるほどだったので、あまり大事にしなかったこともある。
が、一度、自分で買ったオールドモデルのレプリカの結構いい値段のものを失くし、店からタクシーからさんざん探し回ったが見つからず、それ以降は非常に気をつかっている(笑
中学生のときに読んだ「BE−PAL」という雑誌でZIPPO特集があり、何十年も使われてメッキが剥げているのに憧れたりしたが、こんな調子なので、その域には達しそうにない。
当時はさすがに喫煙はしていなかったが、最初のZIPPOを買ったのがこのとき。
男は単純だ。
左の無地のブラッシュタイプ二つは、昔東京で安さ優先でよく利用していたホテルが西荻窪にあり、そこの近所のゲーセンでコインを貯めて交換したもの。
平成6〜9年頃と記憶しているので、少なくとももう十年以上所有していることになる。
右の赤のスリムは、どう入手したのか記憶がないが、わざわざ買わないと思うので、こいつもゲーセンがらみかと思う。
入手時期は、無地の2つから少し後くらいか。
こいつは当初からつきが悪く、オイルを入れた直後でも、何十回やってもつかなかった。
「火花の飛び方が悪いのか?」
と、素人考えでスプリングを伸ばしたり、ペンチでホイールの位置を無理矢理石に近づけてみたり色々やってみた。
それでもダメなのでしばらく放っておいたが、捨てる前にと試しに芯の位置を引っ張り上げてずらしたてみたところ、多少改善された。
(最初にいらんことせずに、こうすればよかったんだが。だいぶんホイールとか痛めたかも)
想像だが、このパターンは何らかの理由で、芯(ウィック)のハトメの狭い部分でオイルがとまってしまっているのではないか。
引っ張り上げると、ハトメに来る部分はこれまで内側の綿の中でオイルになじんでいるので、オイルを吸い上げることができる と。
こんなこともあり、
「スリムタイプって全部こんなにつき悪いの?」
と思い、最近千円ちょっとで無地のブラッシュタイプのスリム新品を入手した。
これも最初はつきが悪いような気がしたので、前例を元に芯を少し引っ張り上げて使っているが、一発とはいかないものの、二回以内にはほぼつくので普通に使えている。
新品をおろすときあるいはつきが悪い場合には、次の手順がいいのではと勝手に想像してみた。
1)オイルが芯の穴からたれるくらいドボドボに入れる
2)逆さにしてしばし放置
3)点火する。つきが悪い場合は芯を少し引っ張り出してカット
※オイルで火花が飛ばない場合はフタを開けたままにしてオイルの蒸発を待つ
余談だが、芯をいじったあとは、ユニット内の芯が上から下まで綿の固まりの間をぬうようにセットすること。
間違って芯を上の方に固めてしまうと、つかないです、ハイ。
○ZIPPOのいいところ
・風に強い!
今ではガスターボのほうが風の影響を受けないが・・・
・粋だ!
完成されたフォルム、故障が極めて少ない
メンテナンスもほぼフリー
・フタの縁でZIPPOオイル缶のキャップを起こせる
オレだけか?
○ZIPPOの困るところ
・たまにオイルが切れる場面がある
・たまに石が切れる場面がある
・たまに重く感じる場面がある
特に残り本数が少なくなったときに