年末年始の間、古酒の価格もいつもより高めで推移していた。
劣化のリスクがあるので、私なんか出しても一本3千円ってとこなんだが、1万円前後で買う人もいる。
元々高い酒ほど劣化のリスクが低いということはわかっているのだが、ゼロではないのでねえ。
1万円出す余裕があるならランクを下げても現行品を買ったほうがいいと思うんだが。
昨年、墓参りに行った際に、いつも立ち寄る道の駅でレモンを買った。
ここはあまり大きい店構えではないのだが、お客さんはひっきりなしに入ってくる。
あちこちにこういった地場産品を販売する施設はあるが、やはり商売はやり方だなあと痛感する。
「じゃあ何がいいのか説明してみろ」
と言われても困るのだが、レジの応対と商品があまり切れずに棚にあるところか。
加えて、生鮮やお弁当以外の品を季節的な部分も取り入れつつ、よく入れ替えをしていて、行くたびに発見があるような。
御多分に漏れず過疎になりつつある中山間部ではあるが、父祖伝来の地であるから、微々力ながら普段ならスーパーで買う野菜もできる限り買うようにしている。
その中で、ハイボールは浴びる如く飲む割に、めったに買わないレモンをその美しさに見とれて買った。
大きいので中心部は薄切りを半分にしたもので十分。
最初に酒にレモンを入れた人は神ではないかと思う。
常時入れていると感動も薄れそうなので、次も墓参の折に限り購入しようと思うが、いつもあるものではないな。
とか書いていたら、
かつて同じことを。
人の思考ってやつぁそうそう変わらないものだ。