ネットであちこち調べてみた結果と、私の体験で出した結論はこんな感じである。
○ワイシャツのベストな袖先
まず袖のボタンを外す
↓
自分にとって「自然に立った状態」にする
リラックスした気をつけ状態
↓
手を握るような感じで薬指・中指で袖先をさぐる
このとき手首は曲げてはいけない
↓
これでギリギリさわれるかさわれないかくらいがベスト
(ここのプラスマイナスで好みの位置を判断)
○スーツ上着(ジャケット)の袖丈
教科書的には「ワイシャツが1センチ程度見えること」とされているので、おのずと袖先の位置は 決まってくる。
しかしながら、あまりに「1センチ出し」を意識すると短くなりがち。
ジャケットの袖丈詰めは短くしすぎると取り返しがつかないので要注意である。
ワイシャツの袖先とほぼ同じ〜1センチ短いあたりで好みの位置を判断。
このときワイシャツは自分にジャストフィットしてると思う一枚で。
または自分でジャケットとシャツの袖先の関係が最適だと思うジャケットを着て、上のシャツの方法でやってもよい。
一度手のひらにベストのジャケットの袖先位置をマーキングした後、袖丈調整するジャケットを着て再度マーキング。
差の分を詰める。
この作業は一人では結構難しいので、その場合は慎重に。
これらの作業を数回こなせば、自分にベストの長さの感覚をつかめてくる。
ジャケットについては、つくりがゆったりかタイトかなどで変わってくるので安易に他のジャケットの袖丈寸法(肩の縫い目〜袖先)をそのまま適用せずに、面倒でも上の方法で確認したい。
○そのほか
ワイシャツを試着して買うことは少ないだろうから「ワイシャツのベストな袖先」は結果論ということになる。
M・L・LLで選ぶのではなく、「首回り−袖丈」の表記(41−82とか)を
参考に購入すれば、長すぎ・短すぎをある程度回避できる。
一番いいのはオーダーだが、そうそうできるものではないので、その次は自分に ベストサイズと思ったら同じメーカーの同じシリーズのものを買い続けることか(まあこれも難しいのだが)。
「シャツは袖丈が長くても(短くても)ボタンで留めれば一緒」
と思うかもしれないが、これは間違い。
手を伸ばす動作をすれば、適正なものとの違いは感覚ですぐにわかる。
また、特にスーツ上着について、左右の手の長さが違えば、袖丈も違ってくる。
私などは2センチ違うので、確実に補正が必要である。
当然シャツも気になるが、スーツほど違和感はないので目をつぶっている。
スーツもシャツもオーダーにしない限り、ジャストフィットはなかなかあり得ない。
同じA7サイズのスーツを買っても、同じ41−82表記のシャツを買っても製造者が違えばどうしても差は出てくる。
こういったことを常に念頭においておくべき。
本切羽は見栄えはいいが、袖丈については肩口から補正するしかなくこれが結構高いので、サイズが合わない場合はあきらめた方が無難。
楽天にあるショップではこんな感じ。
どうせなら、往復送料無料のときがいい。