先日、
「大学」と「論語」について少し触れたが、その後「論語」の一節を引用した小冊子の記事があり、文庫をめくって調べてみた。
記事はエッセイ的なものであって、かなりアレンジされていて、ピンと来なかったが、
「ああ、そんなのもあったっけ」
と。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(出典:巻第七 子路第十三 二四)
「周囲のすべての人々にほめられる人というのはどうでしょうか」
「十分ではないね」
「では、周囲のすべての人々に憎まれる人というのはどうでしょうか」
「それも十分ではない。善人にほめられ、悪人に憎まれる人には及ばないよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
この最後のセンテンスには、
「判断する側の器量も色々だから」
「世の中いい人ばかりではないから、悪い人に憎まれても気にすることはない」
などいくつか解釈があるようだ。
※一般的な解説