いまどき煙草を吸っている人間である。
最近とみに「中毒」っぽくなっている自分に気付く。
このZIPPOは4、5年前から持っていたが、新品の時からつきが非常に悪く、一度オイルを満タンにして友人宅へ行ったときに、何十回こすっても点かず、「そんなつきが悪いライター使っていると性格も悪くなるよ」と言われ、お蔵入りしていたものだ。
行きつけの店でよく会う、楽器マニアのKさんがずっとスリムタイプを使っているので、先日この件について尋ねてみると、「芯を少しずつ引っ張り出しては切っている」とのご返事。
試しに家に帰ってとりあえず少し引っ張ってみると、ものの見事に点くようになった。
ネットで調べてみると(先にそうすりゃいいんだが)、こだわりのあるショップでは新品のときから
内側の綿と芯の詰め直しをするようで、特にスリムタイプはその必要が高いらしい。
「中綿にしみこませたオイルがきちんと芯の先まで浸透する」のがポイントということか。
私のZIPPOは、出荷状態では外側と内側の境の部分から上にうまくオイルが行き渡らなかったのだろう。このように初期段階でつきの悪い状態の商品も結構あるらしい。
(実を言うと今日知った内容を知らず、昔1個破壊してしまった。)
しかし、ネット上の質問箱の回答はかなりいい加減だなあ。
スプリングを引っ張って伸ばせだの、芯にオイル付けて燃やせだの、
e-taxの時も書いたけど、いたずらに質問者を振り回すような内容が横行している。
私の知り合いの自転車屋さん(プロショップね)も、届いた7分組みなどの自転車を一度すべてばらしてから組み直すと言っていたので、専門家から見ると、あまり珍しくもないことなのだろう。